【イスタンブール、カイロ時事】米イスラエル両軍による対イラン軍事作戦は13日も続いた。イスラエル軍は同日、イラン西部と中部でミサイル発射装置や兵器製造拠点など200超の標的を過去1日で攻撃したと公表。一方、イランから領内へのミサイル攻撃も受けたといい、現地メディアによると約60人が負傷した。
イランの新しい最高指導者モジタバ・ハメネイ師は12日、就任後初の声明を出し、父親の前最高指導者アリ・ハメネイ師を殺害した米国とイスラエルに対し、「殉教者たちが流した血への復讐(ふくしゅう)を諦めない」と徹底抗戦を誓った。イランが事実上封鎖して船舶通航を妨害している原油輸送の要衝ホルムズ海峡について「封鎖の手段は使い続けなければならない」と表明した。
モジタバ師の声明は国営テレビでアナウンサーに代読され、本人は姿を見せなかった。米メディアなどによると、モジタバ師は米イスラエルによる対イラン攻撃初日の2月28日に足や顔などを負傷し、暗殺の危険から居場所特定を避けるため、安全な場所に避難しているとされる。
〔写真説明〕13日、ヨルダン川西岸ヘブロンから撮影された、イスラエルの方向に飛翔するイランのミサイル(ロイター時事)