「安全のため参加は適切​​ではない」米国トランプ大統領がイラン代表のW杯出場へ見解示す…同国代表はSNSで反発示す

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 アメリカのドナルド・トランプ大統領が、イラン代表のFIFAワールドカップ2026出場について「安全のため」参加すべきではないとの見解を示した。アメリカメディア『ESPN』など複数メディアが伝えている。

 イラン代表はアジア最終予選のグループAを首位で通過し、4大会連続7回目の本大会出場権を獲得。アメリカ、メキシコ、カナダで行われるFIFAワールドカップ2026のグループステージはすべてアメリカで予定しており、6月15日にニュージーランド代表、同21日にベルギー代表、同26日にエジプト代表との対戦が決定している。

 しかし、アメリカとイスラエルによる大規模軍事作戦によってイランでは最高指導者のハメネイ師を含む首脳部が一掃されると、イランも報復攻撃を行うなど、国際社会に緊張が走る状況となっている。

 これを受け、イランのスポーツ・青少年大臣を務めるアフマド・ドニャマリ氏は11日、イランの国営スポーツテレビチャンネル『IRIB Varzesh』のインタビューで「腐敗した政府が私たちの指導者を暗殺した以上、いかなる状況下でもW杯に参加できる適切な条件など整っていない」と語り、W杯に出場できる状況ではないことを強調した。

 一方、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は同日、トランプ大統領と会談を行い、同大統領がイラン代表のW杯出場を歓迎していることを明かしていた。

 しかし、トランプ大統領は12日、ソーシャルメディアサイト『トゥルース・ソーシャル』を通じて、「イラン代表サッカーチームはワールドカップへの参加を歓迎するが、選手たちの生命と安全のために、参加は適切​​ではないと考えている」と、前述のFIFA会長とは異なる見解を改めて示した。

 W杯ホスト国の大統領による重大な投稿を受け、イラン代表の公式インスタグラムアカウントはストーリーズを通じて、同国代表チームとしての声明を発表した。

 「ワールドカップは歴史的かつ国際的なイベントであり、その統括団体はFIFAであり、個人や国ではありません」

 「イラン代表チームは、その強さと勇敢なイランの息子たちによる数々の決定的な勝利により、この主要大会への出場権を最初に獲得したチームのひとつとなりました」

 「もちろん、イラン代表チームをワールドカップから排除することは誰にもできません。除外される可能性があるのは、“開催国”という肩書きを持つだけで、この世界的なイベントに参加するチームの安全を確保できない国だけです」

 イラン代表チームの主張は至極まっとうなものではあるが、安全上のリスクがあることも否定できないところだ。それだけに慎重な対応が求められる…。