トッテナム・ホットスパー(スパーズ)は、わずか1カ月でイゴール・トゥドール監督を解任する可能性があるようだ。6日にイギリス紙『テレグラフ』が報じた。
1977-78シーズン以来の2部降格が現実味を帯びるなか、スパーズは2月11日にトーマス・フランク前監督を解任し、同14日からトゥドール体制が発足した。しかし、47歳のクロアチア人指揮官の就任初陣は、宿敵アーセナルに1-4惨敗。さらにフルアム、クリスタル・パレスとのロンドン・ダービーも落とし、リーグ3連敗(フランク体制も含めると5連敗)で降格圏との勝ち点差は「1」となった。
特に退場者を出してホームで逆転負けを喫したクリスタル・パレス戦の結果にスパーズの首脳陣は衝撃を受けており、わずか1カ月間で2度目の監督交代を検討しているという。ただ、少なくとも10日のチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・ファーストレグの敵地アトレティコ・マドリード戦は、トゥドール監督が率いることになりそうだ。
スパーズはその後、15日に敵地でリヴァプール戦、18日にホームでアトレティコ・マドリードとのセカンドレグを戦い、22日には残留争いのライバルであるノッティンガム・フォレストとの直接対決を控えている。その次のリーグ戦である4月12日の敵地サンダーランド戦まで3週間の期間が空くため、監督交代を行うならここがベストのタイミングだろう。ただし、CLやリヴァプール戦の結果が悲惨なものであれば、フォレスト戦までに上層部が我慢できない可能性もあると『テレグラフ』紙は予想している。
では、トゥドール監督を解任したとして、誰が代わりを務めるのか。そこが一番の問題だ。「49年ぶりにスパーズをトップリーグから降格させる」汚名を着せられることを望む監督はほとんどいない、と『テレグラフ』紙は指摘。ハリー・レドナップ氏、グレン・ホドル氏、ティム・シャーウッド氏といった元監督の名がサポーターや評論家から挙がっているが、いずれも指導者としてのブランクを考えると、あまり現実的な選択肢ではない。
一方、スパーズは夏から再建を託す正式な監督招へいに向けた計画も動き出している模様。残留が確定した場合は、サッスオーロやブライトン、マルセイユなどで監督を歴任してきたロベルト・デ・ゼルビ氏に関する協議が行われたと伝えられている。そのほか、現在アメリカ代表を率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督の再任も議論されているようだ。また、クラブOBで現在ハンガリーのフェレンツヴァーロシュを率いるロビー・キーン氏、元ドルトムント指揮官のエディン・テルジッチ氏の名前も候補に挙がっている。