「ジャンボ機級大型貨物機」JALが導入か!? 候補はどんな機体なのか 鳥取社長「詳細はまだ…」も「検討している」

宇宙スタートアップ 上場企業も

JALが今後、「大型貨物機による供給を拡大する」検討を進めていることを明らかにしました。その内容とはどういったものなのでしょうか。

「検討中」ではあるものの…

 JAL(日本航空)が2026年3月に発表した「JALグループ経営ビジョン2035」の航空貨物事業において、「アジア=欧米間の旺盛な航空物流需要に対し、大型貨物機による供給を拡大する」方針が明らかになりました。

 JALでは2026年現在、中型に分類される「ボーイング767貨物機」を5機保有しており、成田を拠点にアジア方面へこれらを運航しています。同社では2010年まで、「ジャンボ機」ことボーイング747をベースとした大型貨物機も保有していましたが、それ以降大型貨物機の保有はありません。

 JAL鳥取三津子社長は3月2日の記者会見で「詳細はまだ決まっておりません」としながらも、「大型の貨物機の導入を検討している」とし、次のようにコメントしています。

「大型貨物機は過去にやっておりましたが、一旦やめた経緯もありまして、なかなか思い切って貨物事業に繰り出すことはこれまでやってきませんでした。ただ、貨物需要は、新型コロナ感染拡大のときに非常に我々の事業の中での意義が際立ったかと思いますし、その後も非常に重要な役割を果たしていると思っております」

 その一方で「一定のボラティリティー(変動性)はあるかと思いますので、急激に増やすようなことは考えていない」としつつも、「いろんな地政学リスク等がある中でも、貨物事業というものは非常に有効なものであると認識しておりますので、ここは少しずつでも増やしていく意義はあるのではないかと思います」

 なお、2026年現在運航されている大型貨物機の例としては、ボーイング747-8F(搭載重量133t)やボーイング777F(同102t)などがあります。このほか、ボーイングでは「777-8F(同118t)」、エアバスではJALの主力機「A350」シリーズの貨物専用機タイプ「A350F(同111t)」の開発も進められています。