かつて、アトレティコ・マドリードやブラジル代表で活躍したフィリペ・ルイス氏が、自身が影響を受けた指導者について語った。
1985年8月9日生まれのフィリペ・ルイス氏は現在40歳。母国ブラジルのフィゲイレンセから始まったプロキャリの大半をラ・リーガで過ごしており、デポルティーボで4年、アトレティコ・マドリードでは計8年に渡ってプレーした。とくに後者では、クラブ公式戦通算333試合に出場するとともに、ラ・リーガやヨーロッパリーグなどのタイトルも獲得。シメオネ・アトレティコを象徴する左ラテラルとして語り草となっている。ブラジル代表としても、通算44キャップを誇っている。
また現役引退後、指導者として新たなキャリアを歩み始めると、すぐさま名将としての片鱗を示した。2024年9月に就任したフラミンゴで、リーグとコパ・リベルタドーレスを制覇するなど手腕を振るったのだ。残念ながら、先日に電撃解任の憂き目にあったものの、青年指揮官として注目を集める存在となっている。
そんなF・ルイス氏が、スペインメディア『Movistar Plus+』のインタビューに登場。自身に影響を与えた指導者を挙げた同氏は、「ディフェンス面で良かった指導は(ミゲル・アンヘル・)ロティーナだよ」とJリーグファンお馴染みの人物を告白しつつ、「チョロの下では、ピッチ上の出来事において、自分に責任があるのか、ないのかということを初めて理解させてくれた」とメンタル面の成長を口にした。
さらに、“チョロ”ことディエゴ・シメオネ監督について語ったF・ルイス氏は、「彼の指示する声にはとても威厳があったよ。今までも、彼に怒鳴られる悪夢を見るほどにね(笑)」とした上で、「でも同時に、彼は対話のなかで、人の心を掴むことができる人物なんだ。当時から、私は『チョロのような人間になろう』と思っていた」とモチベーターとしての才に溢れる“恩師”に憧れていることを明かした。
加えて、「これは学ばなければならない」と対戦するなかで悟ったのが、ジョゼップ・グアルディオラ監督とのこと。「これまでのキャリアで最大の衝撃だったのは、“ペップ”のバイエルンだ。ピッチの広さでズルをしたに違いないと思ったくらいだよ。相手ゴールまで遠く、近づくことが到底できないと感じたし、ピッチ上にはバイエルンの選手がより多くいたように見えたからね」と戦術面で勉強になったことを述べている。
F・ルイスの指導者キャリアは始まったばかり。多くの名将から学びを得た青年指揮官は、後世にどのような影響を与えることになるのだろうか。