ウクライナ航空司令部は2026年2月17日、パトリオット対空ミサイルシステムで敵ミサイルを撃墜する映像を公開しました。
必ずしも無敵のミサイルではないことが明らかに
ウクライナ空軍司令部は2026年2月17日、パトリオット対空ミサイルシステムで敵ミサイルを撃墜する映像を公開しました。
この迎撃映像は、2月15日から16日にかけての夜間に実施された、空爆の際に撮られたようです。
ウクライナ空軍の発表によると、この日は、極超音速ミサイルの3M22「ツィルコン」4発のほか、弾道ミサイルの9K720「イスカンデルM」1発、Kh-31中距離空対艦ミサイル1発、自爆ドローン62機がクリミヤ半島、ブリャンスク州、ザポリージャ州のロシア占領地域からウクライナ領内の都市や拠点に向かって撃ち込まれたとのことです。
動画に関しては細かい解説ないものの、ウクライナ国内報道や一部欧州メディアの報道によりますと、ツィルコンの撃墜映像である可能性が高いとのことです。
ツィルコンは、発射直後の高高度飛行中にマッハ9ともいわれる極超音速まで加速するといわれている艦艇発射型の極超音速ミサイルです。ロシア軍でも最新の兵器で、空爆に使用し始めたのは、ウクライナ侵攻からしばらく経った2024年2月末頃からになります。
マッハ9という極超音速で飛び、弾道ミサイルのように放物線状に飛翔しないため、着弾点の割り出しが困難なことから、ロシア側は当初「既存の防空網では迎撃不可能である」と強調していました。
ただ、着弾直前の低空飛行時は空気抵抗などもあるため、マッハ4.5の超音速にまで落ちるとのことです。この速度であれば、既存の防空システムでも対応することが可能で、同ミサイルが使用されて以降、今回以外にも何度か撃墜例が報告されています。
【動画】閃光が起きて残がいが…これが、極超音速ミサイル撃墜の瞬間です