東京・赤坂の個室サウナ店「サウナタイガー」で30代の夫婦が死亡した火災で、店の運営会社の男性社長が任意聴取に「サウナ室のドアを押し戸に変えた方がいいと前社長に相談したが、『密閉性が保てなくなる』と断られた」と供述していることが19日、捜査関係者への取材で分かった。
火災当時、サウナ室は木製のL字型のノブを回して開けるドアだったが、ノブが外れたことで2人が室内に閉じ込められたとみられている。警視庁捜査1課は業務上過失致死容疑を視野に、詳しい状況を調べている。
捜査関係者によると、運営会社の社長は「約2年前に経営を引き継いだ時点で、木製のL字型ノブだった」と説明。その後、安全性を考慮して押し戸に変更するよう施工業者から提案を受け、実質的オーナーの前社長に相談したが「密閉性が保てなくなる」と断られたと話しているという。
〔写真説明〕個室サウナ店運営会社の関係先の家宅捜索で、段ボール箱などを運び出す警視庁の捜査員ら=2025年12月25日、東京都港区