バルセロナに所属するウルグアイ代表DFロナルド・アラウホが、自身の抱えていた精神的問題について明かした。10日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。
2019年10月にトップチームデビューを飾ったアラウホはここまで公式戦通算195試合に出場し、ハンジ・フリック監督率いるチームでは第2キャプテンを務めている。今シーズンも主力としてプレーしていたが、昨年11月下旬に行われたチェルシーとのチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第5節で退場処分となり厳しい批判に晒されると、精神面の回復を目的とした無期限の休養に入ることとなった。
1カ月以上に渡る休養を経て先月にチームへ復帰し、現地時間3日に行われたアルバセテとのコパ・デル・レイ(国王杯)準々決勝でチェルシー戦以来のスタメン復帰。この試合ではマーカス・ラッシュフォードの蹴った左CKから決勝点となるヘディングシュートを叩き込み、“復活”を印象付けていた。
そんなアラウホは「以前よりずっと心地良く、幸せに感じている。違う気持ちになることができてとても嬉しいよ。大好きなサッカーを楽しむことができている」と現在の心境を明かしつつ、「色々なことが重なり、長い間、おそらく1年半以上も調子が良くなかったんだ」と告白。自身が抱えていた精神的問題について次のように言葉を続けた。
「1年半もの間、不安に悩まされ、精神的に落ち込んだ状態でプレーしていた。ピッチ上で自分らしさを感じることができないので、状況は何も改善されなかった。自分の価値やピッチ上でどのように貢献できるかは理解している。それでも調子が悪く、何かがおかしいと感じたんだ。そして、あの日(チェルシー戦)、僕はもうダメだと悟ったんだ。専門家やクラブに相談し、助けてもらう必要があると」
休養期間中、敬虔なキリスト教徒であるアラウホは“聖地”エルサレムを訪問し、回復を図っていたとも報じられている。「物事を違った視点から見れるようになった。最悪の時期は過ぎたと感じているし、今は物事を違った視点で見ている。休養期間は僕にとって大きなプラスになった。今ではまったく別人になったように感じているよ」と1カ月以上に及んだ離脱期間によって、自身の精神状態が劇的に回復したと明かした。
苦しい時期を乗り越えたアラウホは「結局のところ、僕たちはサッカー選手である以前に人間なんだ。お金や名声がすべてではなく、ピッチ上で起きた出来事によって苦しむこともあるんだ」とコメント。その上で「休養を決断した時期に多くのサポートを受けたし、ファンのみんなには感謝しているよ。それが支えになっている」と周囲への感謝を強調した。