マンUは下位相手のドローで5連勝ならず…シェシュコの後半AT劇的弾でトップ4はキープ

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 プレミアリーグ第26節が10日に行われ、ウェストハムとマンチェスター・ユナイテッドが対戦した。

 前節、トッテナム・ホットスパーに2-0の快勝を収めて4連勝を達成した4位のマン・Uは、2023年以来となる5連勝を懸けて降格圏の18位に位置するウェストハムとのアウェイゲームに臨んだ。マイケル・キャリック監督は中2日の一戦にスパーズ戦と全く同じ11人をスタメンで起用した。

 両者の状況を考えれば、マン・Uが立ち上がりから押し込む展開が予想されたが、意外にもホームのウェストハムが互角以上に渡り合う。好調のクリセンシオ・サマーフィルとジャロッド・ボーウェンの両ウイングを起点に攻め込むシーンを作り出すと、13分にはそのサマーフィルのミドルシュートが枠を捉えたが、ここはGKセンヌ・ラメンスの好守に遭う。

 やや受け身の入りとなったアウェイチームも時間の経過とともに押し返すと、押し込んだ流れで得たセットプレーからハリー・マグワイアらがフィニッシュのシーンを作り出す。

 前半半ばを過ぎてボールの主導権は握ったマン・Uだが、連戦の影響やウェストハムの粘り強い守備に手を焼く部分もあったか、崩しの局面で精度やアイデアを欠く。そのため、セットプレー以外ではフィニッシュの形を作り出せず、停滞感が漂う中で前半45分を0-0のスコアで終えた。

 互いに後半も同じメンバーで臨んだ中、ホームチームが早々にスコアを動かす。50分、ロングボールを起点に右サイドのスペースで仕掛けたボーウェンがGKとディフェンスラインの間に正確なグラウンダークロスを送り込むと、ニアへタイミング良く走り込んだトマーシュ・ソウチェクの左足のワンタッチシュートが左隅に決まった。

 流れを掴めないままビハインドまで背負う厳しい流れとなったマン・U。すぐさま反撃の姿勢を強めて押し込む展開に持ち込むと、62分にはコビー・メイヌーのピンポイントクロスに反応したカゼミーロがドンピシャのヘディングシュートを決めるが、これは惜しくもオフサイド判定でゴールは認められず。

 以降はウェストハムのカウンターをケアしつつ、前がかって戦う中、69分にはマグワイアとマテウス・クーニャを下げてレニー・ヨロ、ベンヤミン・シェシュコを最初の交代カードとして切った。

 さらに、終盤にはDF1枚を削ってジョシュア・ザークツィーの投入で力業での同点ゴールを目指した赤い悪魔。ただ、ボールを握って押し込むものの、前半同様に最後の精度とアイデアを欠き、ゴールが遠い。

 それでも、守備陣がホームチームのカウンターを懸命に凌ぎながらチャンスを残すと、7分が加えられた後半アディショナルタイムの土壇場で劇的ゴールを奪う。右サイドのブライアン・ムベウモの左足インスウィングのクロスに反応したベンヤミン・シェシュコが右足のダイレクトボレーをゴール右隅に流し込んだ。

 残り時間で逆転には持ち込めず、リーグ5連勝を逃したマン・Uだったが、トップ4争いにおいては重要な勝ち点1を持ち帰ることになった。

【スコア】
ウェストハム 1-1 マンチェスター・ユナイテッド

【得点者】
1-0 50分 トマーシュ・ソウチェク(ウェストハム)
1-1 90分+6 ベンヤミン・シェシュコ(マンチェスター・ユナイテッド)

【ゴール動画】見事なクロスからソウチェクの先制点