米、安保・経済で協力強化へ=メディア「高市首相への熱狂拡大」【2026衆院選】

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 【ワシントン時事】衆院選で自民党が圧勝したことを受け、米政府は日本政府と安全保障や経済分野で協力を進める姿勢を示した。米メディアは選挙結果を相次いで速報し、「日本初の女性首相である高市早苗氏への熱狂が広がった」(ワシントン・ポスト紙)と報じた。来月の日米首脳会談で、トランプ大統領は、政権基盤を固めた首相と同盟関係の強化を確認する見通しだ。
 国務省報道担当官は8日、取材に対し「インド太平洋地域における米国の安保や経済の優先課題、日米共通の利益を推進するため、引き続き日本政府と協力することを楽しみにしている」と強調。日米同盟について「平和と安全、繁栄の礎であり、かつてなく強固だ」と指摘した。
 別の米政府関係者は「首相の基盤が強固になり、対米投融資などの協議を進めやすくなる。ホワイトハウスはこれまで以上に踏み込んだ交渉ができると見込んでいる」と語った。
 日米首脳会談は3月19日に行われ、防衛費増額や中国への対応が主な議題となる。米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)のニコラス・セーチェーニ日本部上席研究員は「同盟国として日本がいかに重要な存在かを改めて示す好機だ」と指摘。「政策実行のための経済力が問われており、首相は経済ビジョンを米側と共有すべきだ」と述べた。
 ワシントン・ポスト紙は、衆院選の結果に関し「(首相が掲げる政策への)支持が裏付けられた」と報道。ニューヨーク・タイムズ紙は「防衛や社会問題で保守的な政策を推進する道が開け、国際舞台での立場も強化される」と分析した。 
〔写真説明〕高市早苗首相(写真左)とトランプ米大統領(AFP時事)