織田信長が明智光秀に討たれた1582年の「本能寺の変」の翌日に書かれた羽柴(豊臣)秀吉の誓約文「起請文」が、茨城県立歴史館(水戸市)で初公開されている。東京大史料編さん所がネットオークションで発見。秀吉が、信長の死を知る直前とみられる一次史料は極めて珍しいという。3月22日まで。
起請文では、中国地方の毛利氏を攻めていた秀吉が、毛利方から寝返る上原元将に報償を約束している。当時、清水宗治がこもる備中高松城を包囲していた最中で、毛利氏の親戚である上原氏の謀反は大きな意味があったという。
最後に秀吉の花押(サイン)があるが、宛名は後世の所有者が切り取ったとみられ、「上原右衛門大夫殿」と書かれていたと推測される。【もぎたて便】
〔写真説明〕ネットオークションで発見され、初公開される羽柴秀吉の起請文=3日、水戸市