昨季ベスト11の川崎F伊藤達哉、開幕戦から攻撃で躍動「期待されるのもわかっている。ひっくるめて試合に臨む」

製薬会社の「花形」大幅に減少

 半年間の特別大会となる明治安田J1百年構想リーグ開幕節が8日に行われ、川崎フロンターレと柏レイソルが対戦。エリソンのハットトリックなどで、川崎Fが5-3と打ち合いを制して白星を手にした。

 この試合では左サイドハーフに入った川崎Fの伊藤達哉が躍動。開始5分にペナルティーエリア内でこぼれ球を拾ったところを倒されて先制点につながるPKを獲得し、11分にはドリブルでの仕掛けから切り返してDFをかわしかけたところに入ってきたエリソンのゴールを“アシスト”。それ以外にも左サイドをたびたび攻略し、特にカウンターの起点となり続けた。試合後は「レイソルがマンツーマンで来るので、自分のところで局面を変えられたらそれだけでチャンスになる。それはうまくできていた」と自身の出来に手応えを示し、「うちの攻撃力が改めてこうやって示せた」と5得点を挙げての勝利を喜んだ。

 一方で、3点リード後からは押し込まれる展開も増え、ともすれば同点という局面にもなった。伊藤は38分に柏の細谷真大の1点を返されたシーンを振り返り、「ボールを奪えるところで軽いプレーが出て」と小泉佳穂とのボールの奪い合いになったところで相手にこぼれたところから失点につながったと悔み、「ちょっと甘えが出た」と反省の言葉を口にした。

 自身は59分にマルシーニョと交代。「攻撃で自分のところで違い出そうと思って飛ばしていたところあって。マルシーニョさんとかアキさん(家長昭博)、(宮城)天もいるし、最初から90分通してというより、ガンガン行こうと思っていたので。ハーフタイムの時点からスタッフや監督にも話してという感じです」と、ペースの面で早めの交代になったと続けている。

 昨季のJ1ではベストイレブンに選出された伊藤。相手チームからの警戒も強まると予想されるが、「対策されるともわかっているし、期待されるのもわかっています。それはチームの内部からも、相手、周りからも。そういうのを全部ひっくるめて試合に臨むというメンタルは、去年の開幕とはまた違うなと思っています」と、ヨーロッパから“逆輸入”で加入した初年度のJリーグとは異なったプレッシャーを受けながら、それを燃料として今季も継続していいプレーを見せていくつもりだ。

【動画】川崎Fvs柏の打ち合い全8ゴール