第51回衆院選は8日、投開票される。自民党と日本維新の会による連立政権発足後初の国政選挙で、高市政権が与党として過半数の233以上を獲得し、国民の信任を得られるかが最大の焦点だ。自民は高市内閣の高い支持率を背景に優勢を維持していると分析しており、中道改革連合などは巻き返しに全力を挙げている。与野党幹部は6日、重点選挙区を中心に追い込みを図った。
衆院選は2024年10月以来約1年3カ月ぶり。消費税減税を含む経済政策や物価高対策、外国人政策などが争点になった。高市早苗首相(自民総裁)が安全保障など「重要政策の大転換」に賛同を求めたのに対し、立憲民主、公明両党が結成した中道は「生活者ファースト」を訴えた。
首相は6日、栃木県那須塩原市で街頭演説し、「責任ある積極財政」への転換について有権者の審判を仰ぎたいと強調。「高市内閣でいいのか、それとも野田内閣なのか、斉藤内閣なのか。皆さまの手で選んでほしい」と支持を呼び掛けた。
中道の野田佳彦共同代表は東京都内で街頭に立った。「自民が単独過半数などを取ったなら、国論を二分するようなテーマをとっとと決めてしまう」と危機感を強調。「政治とカネの問題などなかったことになってしまう」と訴えた。
維新、国民民主党、共産党、れいわ新選組、減税日本・ゆうこく連合、参政党、日本保守党、社民党、チームみらいなども、党首らが各地で支持を訴え、票の上積みを目指した。
衆院選には1284人が出馬しており、小選挙区289、比例代表176の計465議席を争う。公示前勢力は自民198、中道172、維新34、国民民主27など。
〔写真説明〕第51回衆院選が公示され、街頭演説を聴く人たち=1月27日、神戸市垂水区
〔写真説明〕聴衆と触れ合う中道改革連合の野田佳彦共同代表(左から2人目)=6日午前、さいたま市
〔写真説明〕街頭演説する高市早苗首相=6日午前、栃木県那須塩原市