「全勝しても監督職は与えない」…マンUのOBはキャリック氏の“正指揮官”就任を望まず?

 近年不振に喘いでいる“赤い悪魔”がOBのもとで息を吹き返しつつある。

 プレミアリーグ第23節が25日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドは敵地でアーセナルと対戦した。29分に先制を許したものの、8分後に相手のミスを見逃さずブライアン・ムベウモがネットを揺らし、50分にはパトリック・ドルグのゴラッソで逆転に成功。84分にCKから追い付かれたが、直後にマテウス・クーニャが強烈なミドルシュートを突き刺し、3-2で勝利した。

 マンチェスター・ユナイテッドは今月5日にルベン・アモリム前監督を電撃解任。U-18チームを率いるダレン・フレッチャー監督が2試合指揮を採った後、マイケル・キャリック暫定監督の就任が発表された。初陣ではマンチェスター・シティとのダービーに2-0で完勝。そして今節はアーセナルに今シーズンのホーム初黒星をつけ、首位と2位のチームを立て続けに撃破した。

 しかし、不安定な戦いに終始していたチームを立て直したにも関わらず、クラブOBはキャリック暫定監督の正指揮官就任には否定的なようだ。ロイ・キーン氏はイギリスメディア『スカイスポーツ』を通じて「2試合とも素晴らしいパフォーマンスを見せたが、2勝なら誰だってできる」と直近2試合を振り返りつつ、次のように持論を展開している。

「たとえシーズン終了まで全勝したとしても、私は彼に監督職を与えないだろう。彼がその仕事に相応しい人物だとは確信できない。絶対にだ。もっと大きく、もっと優れた監督が必要だ。クラブの規模と今後数年間に直面するであろう課題を考えると、リーグ優勝を成し遂げられると確信できる監督が必要だ。マイケル・キャリックがリーグ優勝をもたらせるとここで信じて良いのだろうか。私にすれば不十分だし、彼がそれを成し遂げられる人物だとは思わない」

 また、ガリー・ネヴィル氏もキーン氏の意見に同調。「マンチェスター・ユナイテッドは過去12年間、何度も感情的な行動を取ってきた。正直に言って、この2週間のプレーにはこれ以上ないほど満足している。まるで自分のチームが再びきちんとプレーしているのを見ているかのような、馴染みのあるプレーだ」とキャリック暫定体制の戦いを評価しつつ、次のように強調した。

「彼らはしっかりと、そして情熱的にプレーしている。キャリックがシーズン終了まで監督を務め、トーマス・トゥヘル(イングランド代表監督)やカルロ・アンチェロッティ(ブラジル代表監督)と言ったワールドクラスの監督にバトンタッチするのが正しいと思っている」

【ハイライト動画】マンUがアーセナルに劇的勝利! キャリック暫定体制で2連勝

●マンU、白熱した伝統の一戦を逆転で制す! 敗戦したアーセナルは2位マンCとの勝ち点差が「4」に●就任からマンC、アーセナルに連勝…マンU指揮官「まだ始まったばかり」●2023年12月以来の3失点で今季ホーム初黒星…アルテタ監督「ミスもあって痛い目に遭った」●3戦未勝利で不安募るアーセナル…無敗優勝時の主将が指摘する課題とは「精神力に依然として疑問」●モウリーニョ監督とベンフィカサポーターが“緊張関係”に?…現状に不満募らせ面会要求か