万歳、「超短期決戦」へ=野党「働かず解散するな」―5分足らずで閉会・衆院【26衆院選】

 60年ぶりの冒頭解散となった通常国会。衆院本会議場では、自民党議員らが万歳を三唱する一方、野党側からは「働かずに解散するな」とやじが飛び、5分足らずで閉会した。失職した前議員らは、投開票まで16日間の「超短期決戦」に向けて決意を新たにした。
 午後1時に開会し、解散詔書を包んだ紫のふくさが運び込まれると、野党側から「働きたい」「憲法違反だ」などと声が上がった。同4分、額賀福志郎議長が「日本国憲法第7条により衆議院を解散する」と詔書を朗読した。
 直後、自民党議員らが万歳を三唱し拍手がこだまする中、高市早苗首相は硬い表情で一礼し、議場を後にした。本会議後、石破茂前首相は立憲民主、公明両党が新党「中道改革連合」を結成したことに触れ、「公明党の支持がなくなるのは相当に大きな影響がある」と厳しい選挙戦になるとの見方を示した。
 公明党の両院議員総会には、中道の野田佳彦共同代表が拍手の中で迎え入れられ、「分断の時代で協調と対話が必要だ」と訴えた。斉藤鉄夫共同代表が「中道の旗の下に集まった同志を全員当選させる。勝ちどき用意!」と声を張り上げると、立候補予定者らは「エイエイオー」と気勢を上げた。
 中道との選挙協力を見送った国民民主党の玉木雄一郎代表は「政局・選挙最優先に見える政治を、国民生活・経済最優先に変えたい。本当に国民に寄り添っているのは誰かを見定めてもらう選挙になる」と強調した。 
〔写真説明〕衆院本会議で解散詔書を読み上げる額賀福志郎議長(右)=23日午後、国会内
〔写真説明〕解散を受け、万歳の声が上がる衆院本会議場=23日午後、国会内
〔写真説明〕解散を受け、閉会した衆院本会議場=23日午後、国会内