10季連続ならず…“日本一曲がらない男”がFWキープ1位から陥落「タイトルを奪還できたら」

稲森佑貴が冬の恒例イベント『XXIO DREAM CUP』に参加した。契約するダンロップ(住友ゴム工業)が主催するプロアマ形式のコンペ。師走とは思えないような暖かさのなかで行われ、「いろいろとアドバイスをしたり、『楽しかった』と言ってくれるだけでうれしいです」と、笑顔で振り返った。

スリクソンユーザーの稲森は、プロ成り立てのころにゼクシオを使用していたという。「良さはやさしさ。とくに万人向けで、迷ったらゼクシオだな、と。自分好みのクラフトができることも強みだと思います」とアピールする。

今季は「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」の5位などトップ10入りは4度あったが、賞金ランキング44位に低迷。上位者らのみが集う最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は、2019年以来6年ぶりに出場できなかった。

「今年は思うような成績ではなかったし、優勝争いに絡むこともあまりなかった。悔しいシーズンでした。でもそれと同時に、課題もいくつか見つかった。来年は、今年みたいな不甲斐ないゴルフはやりたくない」

自他ともに認めるショットメーカーだが、今年は精彩を欠いた。「ショットが全体的にイマイチ。狙ったところに打てなくて、それがティショットにも響いたりした」。自身の代名詞であり、9季連続で守ってきたフェアウェイキープ率1位の座を譲ることになってしまった。

“日本一曲げない男”の異名を持ち、昨年はツアー史上初の80%超え(80.957%)を記録した。だが、今年は77.832%で2位。1.451%差で、勝亦悠斗(かつまた・ゆうと)に同賞を渡した。

自身最終戦となった「カシオワールドオープン」で、稲森と勝亦は「初めて」同組でプレーした。同級生ではあるが、プロ歴としては“後輩”の勝亦を見て、「本当に曲がらなかった」と感嘆した。「過去の自分自身を見ているような感じでした。これから悠斗と高めあっていけると思う。賞を獲れなかったのは残念だけど、自分の売りを大事にしていきたいし、タイトルも奪還できたら」と来季を見据える。

「昔を思い出して、あまり変なことにこだわらず。基礎、基本を重点的にやりたい。ドライバーショット、アイアンショット…修正するべきところだらけですけど、1個ずつやっていきたいです」。23年以来の6勝目を目指し、曲がらない男がリスタートを切る。(文・笠井あかり)

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