尾崎将司さんの愛弟子・池羽陽向が追悼し涙 「これからの姿をもっと見てもらいたかった」

国内ツアー通算94勝のジャンボこと尾崎将司(本名・尾崎正司)さんが23日、S状結腸がんのため78歳で死去した。愛弟子のひとりである池羽陽向(いけば・ひなた)は訃報を聞き、涙を流した。

23日午後3時21分に亡くなったことを、翌24日に長男・尾崎智春氏が発表。この報道によって、池羽も師匠の他界を知った。池羽は高校生だった2019年にジャンボさんが主宰したジュニア養成所『ジャンボアカデミー』の2期生として入門。約7年が経った今年11月、プロテストに念願の合格を果たし、来年からプロ生活が始まる。

この日は使用するクラブメーカー・ヨネックスのファンイベントに参加していた。「先輩方とおしゃべりしていたので(イベント中は)こらえられていたけど…。帰りの車では泣いてしまうかもしれません。こんなに早いとは思っていなかったです」。そう言って、目に涙を浮かべる。

最後に顔を合わせたのは、プロテスト合格を自ら報告しに行ったとき。ジャンボさんは昨年冬頃から、表に出ることがかなり減っていたという。11月8日の入会式を終え、9日に訪ねた。

「数分だけ話をさせてもらいました。握手をして、頭をよしよしとしてくれました。その時に“もう長くはないかもしれない”と思いました。それでも、年は越えるだろう、と勝手に思っていたのもあって。こんなにすぐだとは…びっくりです。教えてもらいたいことはもっと、いっぱいありました。でも報告できて、最後に会うことができて、よかったです」

1月24日がジャンボさんの誕生日。毎年、ジャンボ軍団で誕生日会をするが、プロしか参加できない行事でもあった。「次は行ける、って。それも楽しみだったんですけど、(合格が1年)間に合いませんでした。これからの姿をもっと見てもらいたかったです」と言葉を紡ぎ出す。

今年は、愛弟子たちがたくさんの吉報を届けた一年でもあった。西郷真央がメジャー制覇を果たし、原英莉花は米下部ツアーに優勝するなどで米ツアーに昇格。佐久間朱莉は初優勝を含む4勝を飾り、門下生として初の年間女王に輝いた。

「ジャンボさんにとってもうれしいニュースが多かったと思います。わたしもそこにまざって報告できたのはよかったです」。感謝の想いを精一杯の言葉にして、追悼の意を表した。

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