日本政府が進めてきたウクライナへの自衛隊車両供与が、追加分含めて、全数の引渡しを完了しました。「日の丸」車両は累計で131台にもなります。
在ウクライナ日本大使館は2026年1月14日、このたび日本政府が決めたウクライナ向けの中古自衛隊車両への提供について、このたび全数の引き渡しを終えたと発表しました。
防衛省・自衛隊は2024年6月までに、ウクライナ政府からの要請に応える形で、1/2tトラック(通称:パジェロ)や高機動車、資材運搬車など計101台を移送・供与を終えています。
その後、同年10月には30台の追加提供を決定し、順次引き渡しを行ってきましたが、本年1月12日に最終分となる車両14台(1/2tトラック&高機動車)をポーランドで引き渡し、ウクライナへの供与を完了したそうです。
これにより、計131台に及ぶ自衛隊車両のウクライナへの移管がすべて完了したことになります。また、車両と併せて医療用品がコンテナ2基分提供されており、戦地での救護活動を支える計画です。
現地メディアなどは、なかでも高機動車について、アメリカ製の「ハンヴィー」に匹敵する高い信頼性と走破性を持つ車両として注目していると報じています。未舗装路や泥濘地が多いウクライナの戦場において、日本独自の設計が施された4輪駆動車の足回りが、前線での人員輸送や傷病者の後送に大きく寄与することが期待されています。
日本政府は「今後も可能な限り、ウクライナへの支援を継続する」としており、今回完遂された車両供与は、日本の安全保障政策における新たな国際貢献の形を象徴する出来事といえそうです。