東京オートサロン2026で二度見必至」の1台が登場しました。V8エンジン搭載のレクサスLSに現行ヴェルファイアの顔面を移植した「VELLFIRE SEDAN」です。このあと公道走行も可能なようにするそうです。
ベースは「V8レクサス」! 違和感ゼロの顔面移植
「ヴェルファイアにセダンがあったら……?」そんなクルマ好きの妄想を、驚異の技術力で具現化した1台が、このたび幕張メッセで開催されていた「東京オートサロン2026」で大きな話題をさらいました。
出展したのは千葉県の日本自動車大学校(NATS)で、「NATS VELLFIRE SEDAN(ヴェルファイア・セダン)」です。
車両のベースは、2011年式のレクサス「LS460」。排気量4600ccのV型8気筒エンジンを積む最高級セダンに、現行40系ヴェルファイアのフロントフェイスを移植するという大胆なカスタマイズが施されています。
最大の難関は、ミニバンであるヴェルファイアと、低く構えるセダンのLSではフロント周りの「厚み」が全く異なる点でした。学生たちはヴェルファイアの純正バンパーを上下に分割し、中央部分を大胆にカットすることで高さを約3分の1に短縮。象徴的なメッキガーニッシュの意匠を崩さずにLSの骨格へフィットさせるという、高度な技術を擁する成形技術でクリアしています。
製作の背景には、さまざまなライフスタイルやライフステージに合わせてリリースされた「クラウン」4モデルのように、「大人気ミニバンの雰囲気を持つセダンがあっても面白いのではないか」という発想から生まれたといいます。
スタイルは王道の「VIPカー」を追求。ボディカラーにはプレシャスブラックパールを選び、ホイールには車名にちなんだ「WORK LS ADAMAS」の21インチを装着しています。
内装も凝っており、リアシートは本家ヴェルファイアに負けない快適性を目指して自作のセンターコンソールを装備。さらに「水中花」をライトアップできるギミックや灰皿を備えるなど、学生らしい遊び心と高級感の融合が図られています。
なお、この「ヴェルファイア・セダン」は単なる展示物ではありません。NATSの伝統として、実際に車検を取得し、公道を走行可能な状態に仕上げるのがルール。学生たちはこのクルマで卒業旅行に行くことを目標に掲げています。
会場では、あまりの完成度の高さに大きな注目を集めていました。また、SNSでも大きな話題となっており、来場者に強い印象を残したことは間違いないようです。