「空港でこれ出すの反則…」 北海道の地方空港に“キング・オブ・ホッケ定食”出現 食べたら「空港レストランの域を完全凌駕」

女満別空港に「素材だけはどこに負けない」とオーナーが語るレストランがオープンしました。そこのイチオシは「ホッケ定食」。実際に食べてみたところ、“空港メシ”のイメージを覆す定食が出てきました。

とことん「道産」にこだわったレストラン

 北海道といえば海鮮です。「ハイカロリーLOVE」を信条とする筆者ですが、北海道に来たら必ず一度はホッケを食べます。理由は満足感が高く、しかも魚なので「マシマシ系ラーメンに比べればヘルシー」という自己暗示をかけやすいからです。さらにビールとの相性も抜群です。ただホッケは当たり外れが大きく、たまに一気にテンションが下がることも。そんななか、道東・オホーツクの空の玄関口である女満別空港に、「素材だけはどこにも負けない」とオーナーが語るレストランが2025年12月に誕生しました。そこの“推しメニュー”が「ホッケ定食」。実際に食べてみたところ、今回も無事ぶっ飛ばされました。

 そのレストランは、女満別空港内にオープンした「そらのわ」です。空港レストランと聞くと、どうしても観光客向けの無難なメニューを想像してしまいますが、同店はとことん道産、なかでもオホーツク地域の食材にこだわった構成が特徴です。運営するBIGSKYの今野嘉彦代表取締役は、報道公開の場で「鮮度はとくに、どこにも負けないようにこだわっています」と語ったそうで、その言葉どおり素材勝負の姿勢が前面に出ています。

 提供される代表メニューは、A5ランクの高級ブランド牛「知床牛」を使った「知床牛ローストビーフいくら丼(3350円)」や、「贅沢蟹づくし丼(3350円)」などです。そのなかで、今野氏がイチオシしたというのが「ホッケ定食(2200円)」です。もちろんホッケは道産で、さらにお米や野菜にも妥協はなく、定食という名のもとに素材力を全力でぶつけてくる構成になっています。

 実際に頼んでみると、市井の定食屋でもなかなかお目にかかれないレベルの巨大なホッケがドンと登場し、ご飯、お味噌汁、お漬物が脇を固める布陣で提供されました。まずはホッケを一口いただきます。皮目の香ばしさと同時に、じゅわっと脂が広がり、噛むほどに旨味が増していきます。さらに最後にはほんのりとした甘みまで感じられます。正直、ここまで完成度の高いホッケを空港で食べられるとは思っていませんでした。噛むたびに味が変わるので、口のなかから消えてしまうのが惜しくなります。しかも魚なので、理論上は太りません。たぶんですが。

スゴいのは「ホッケ本体」だけじゃなかった

 ここで思い切って、ホッケとともにご飯をかき込みます。すると、この一口でご飯が5口分くらいイケます。しかもこのご飯がツヤツヤ、ふっくらで粒立ちが良いことに加えて、後半の甘みも強く、単体でも主役を張れるレベルの美味しさです。お味噌汁も出汁感が独特で、関東ではなかなか出会えないタイプの味わいでした。正直、ご飯と味噌汁だけでも定食として成立してしまう完成度で、細部まで手を抜いていないことがよくわかります。そこにこのホッケが添えられているわけですから、昇天を避けるのはほぼ不可能です。

 オホーツク地域は海鮮が豊富で、さらにジンギスカン、北見の焼肉や網走ちゃんぽんといった強敵も控えています。数日の旅行では胃袋がいくつあっても足りず、ホッケを食べそびれてしまうこともあるでしょう。そんなときは安心してください。おいしいホッケは女満別空港で食べられます。「そらのわ」はオープン直後ということもあり、相当気合いが入っている印象でしたが、今後もぜひこのクオリティを維持していただきたいと心から願っています。

 余談ですが、本州生まれの筆者としては、ホッケをきれいに食べられないのが長年の悩みです。ラーメンであれば、マシマシ系でもスープ一滴残さず完飲できるのですが、ホッケだけは毎回どこかに身を残してしまいます。道民の方々のホッケの食べ方と、雪国での運転技術については、ただただリスペクトするばかりです。

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