国鉄の廃線跡が「スイスイ道路」に! 国道バイパスが16日に全線開通 市町境の難所を回避 北海道

国道453号の「蟠渓道路」が、全線開通します。

難所の市町境が走りやすく

 国道453号「蟠渓(ばんけい)道路」の一部が、2026年1月16日(金)7時に開通します。

 国道453号は札幌市を起点に、内陸の支笏湖、壮瞥町などを経て、海沿いの伊達市までを結ぶ道路です。新千歳空港と洞爺湖を結ぶ最短ルートにもなっています。

 このうち伊達市大滝区と壮瞥町にまたがる区間は、長流川に沿う落石・土砂崩落の事前通行規制区間や狭い箇所を改良・バイパスで回避する「蟠渓道路」事業が進められてきました。全長5.4kmのうち、今回は壮瞥町蟠渓~上久保内の2.2kmがつながり、全線開通を迎えます。

 これにより、災害危険箇所や事前通行規制区間を回避するルートが完成し、20~30年周期で発生している有珠山噴火の際の避難路や、千歳方面への緊急輸送ルートが強化されるといいます。

 ちなみに蟠渓道路の大部分は、1986(昭和61)年に廃止された国鉄胆振線(本線:伊達紋別~京極~倶知安、約80km)の廃線跡が転用されています。かつて札幌駅から千歳線~室蘭本線~胆振線~函館本線(山線)経由で札幌駅まで循環する急行「いぶり」なども走った路線でした。

 今回の開通区間付近にはホームなどが残る蟠渓駅跡があることでも知られていましたが、道路建設によって周囲の状況は一変しています。

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