王者・鹿島の新加入は大卒2名、ユース3名…編成に大きな変化なしも中田浩二FD「これで終わりというわけでは」「タイトルを獲る」

 鹿島アントラーズは12日、「2026新体制発表会」を開催した。

 2025シーズンの明治安田J1リーグでは、9年ぶり9度目の優勝を果たした王者・鹿島。鬼木達監督が率いて1年目のシーズンで、待望のタイトルを手にし、再び常勝軍団としての歩みを始めることとなる。しかし、今オフは積極的な補強には動かず、新体制発表会時点では新加入選手が5名。さらに、移籍組は1人もおらず、大卒2名、ユース昇格1名、前倒しのプロ契約2名という異例の動きとなった。

 明治大学からはMF林晴己とGK藤井陽登が加入。名門・明治大学から即戦力とも言える選手を2名補強。一方で、鹿島アントラーズユースからは、DF大川佑梧が昇格。さらに、FW吉田湊海、DF元砂晏翔仁ウデンバとUー17日本代表としても活躍する2名は、高校2年生ながらプロ契約を勝ち取る形となった。

 新体制発表会には、中田浩二フットボールダイレクター(FD)が登壇。自身がFDに就任して1年目でのリーグ制覇には「選手・スタッフ、鬼さん(鬼木達監督)を中心としたスタッフ含めて、一体感持って戦ってくれた。編成してる中で、僕も正直(この役職が)1年目だったので、手探りの中でやってましたけども、そういう中で選手が本当に期待に応えてくれたっていうところもあった」と振り返った。

 その中で、今オフは目立った動きはなし。「『優勝したからこのメンバーでいいや』っていうつもりは全然なく、そこに満足してるかっていうと満足はしてない」と、動かなかったわけではないと言及。「今の移籍市場、冬の移籍市場と自分たちのチームの選手たちを見比べた中では、やっぱりもっともっと今いる選手たち伸びしろがある」とし、「鬼さんの戦術、やりたいことも含めてですけど、個人としてもチームとしてももっともっと成長できる」と、現有戦力のレベルアップを図る方が良いと判断したようだ。

 ただ、ルーキーたちとはいえ新戦力の加入はチームにとってプラスになることは間違いない。「新加入の選手が入ってくれれば、またそこに競争が加わると思ってますし、関川と安西と師岡は少し出遅れてますけども、その3選手が帰ってくればまた新たな競争が生まれるんじゃないかなと」と、昨シーズンはケガにより満足いくプレーができなかった関川郁万、安西幸輝、師岡柊生らの復帰も大きな戦力になるとした。それでも、「これで終わりというわけでもないので、僕らは常に動いていきながら、タイトルを獲るためにやっていければいいかなと思ってます」と、4月8日まで認められている選手補強は常に動向を見守っているとした。

 2月からは特別大会として明治安田J1リーグ百年構想リーグが開幕。イレギュラーな形となり、その後はシーズン移行が行われるが、「鬼さんとも確認しましたけども、この1.5(年分)っていうシーズンを考えるんじゃなくて、まずこの半年。明治安田百年構想リーグのタイトルを獲ることだけを考えてやっていきたい」と、記録上は連覇とはならないものの、続けてのタイトル獲得を目指して進んでいくとした。

 クラブのスローガンは2025しーずんと同じ「Football Dream-ONE-」に決定。「昨年のメルカリスタジアムの雰囲気っていうのは素晴らしかった。やっぱり選手・スタッフ、クラブだけが作り出せるものじゃなくて、やっぱりサポーター含めて一つになれたからこそ、9年ぶりのタイトルだったと思う。そのタイトルを獲った時の光景というのは、みんな本当に笑顔で、忘れられないものだったと思うので、またしっかりと獲れるように、僕ら一丸となって頑張っていきたいと思います。ぜひ皆さん一体感持って一緒に戦っていただければと思ってます」と、鹿島に関わる人たちが一丸となってたちとる獲得へ向かっていきたいと意気込んだ。

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