抗議デモの死者110人超か=衝突激化、収拾見通せず―イラン

 【イスタンブール時事】イラン各地で続く抗議デモは治安部隊との衝突が激化し、イラン国外を拠点とする人権団体は死者が11日までに110人を超えたと明らかにした。米国が介入の可能性を示唆する一方、イラン指導部は強硬手段で鎮圧を図る姿勢を崩さない。収拾は見通せず、犠牲者のさらなる増加が懸念されている。
 首都テヘランで経済難への不満を募らせた商店主らが昨年12月末に始めた抗議行動は、その後全土に波及し、体制打倒を訴える大規模デモに発展。報道によると、一部の人々は「独裁者に死を」と叫び、公的機関への放火などで暴徒化した。
 最高指導者ハメネイ師は9日、「破壊行為を行う者たちには屈しない」と警告。デモの推移次第では武力介入も排除しないトランプ米大統領を「(デモ隊が)喜ばせようとしている」と主張した。