マンションに血まみれの男性遺体=首や腹に複数の刺し傷―殺人事件で捜査本部設置・警視庁

 8日午前10時40分ごろ、東京都大田区大森北のマンション一室で「友人宅を訪問したが応答がない」と110番があった。駆け付けた警視庁の警察官が、室内で40代の住人とみられる男性が大量の血を流して死亡しているのを発見。男性の首や腹、太ももなどには刃物によるとみられる刺し傷があり、室内には血が付着した足跡が複数確認された。同庁捜査1課は殺人事件として大森署に捜査本部を設置し、死因や詳しい状況を調べている。
 捜査本部によると、現場は2DKで、男性はダイニングキッチンの床の上でうつぶせの状態で倒れていた。パーカーに下着姿で、ズボンははいていなかった。明らかに物色されたような形跡は確認されていないという。
 男性の友人2人が同日午前、食事の約束をしていた時間になっても待ち合わせ場所に現れなかったため男性宅を訪問。呼び鈴を押したが応答がなく、電話をかけると室内から着信音やテレビの音がしたため、マンション管理人を通じて110番した。
 玄関や窓は施錠されており、警察官は男性の勤務先の同僚が持っていた合鍵で中に入ったという。
 防犯カメラには、男性が7日午後7時ごろに帰宅する様子が映っていた。
 現場はJR大森駅から南東に約500メートルの住宅街。 
〔写真説明〕血を流して死亡している男性が見つかったマンション付近を調べる警視庁の捜査員ら=8日午後、東京都大田区
〔写真説明〕血を流して死亡している男性が見つかった現場マンションのベランダを調べる警視庁の捜査員=8日午後、東京都大田区