トランプ氏、ベネズエラ副大統領に警告=グリーンランド領有も意欲―関係国は懸念表明

 【ワシントン、サンパウロ時事】トランプ米大統領は4日、南米ベネズエラのロドリゲス副大統領に対し、米国の意向に従わない場合には「非常に大きな代償を払う」と警告した。また、産油国ベネズエラ介入に続き、豊富な鉱物資源を抱えるデンマーク領グリーンランド領有への意欲を示した。米誌アトランティックの同日の電話インタビューで述べた。
 一方、トランプ氏が主張する米国によるベネズエラの「運営」を巡り、関係各国からは懸念が相次いだ。ブラジル、コロンビアなど隣国を含む6カ国は共同声明で、米軍の攻撃を「国際法の基本原則に違反する」と批判し、トランプ氏を念頭に「天然資源の統制、管理、外部による収奪の試み」にも懸念を表明した。
 また、ドイツやフランスなど欧州連合(EU)加盟の26カ国も共同声明で「ベネズエラ国民の意思を尊重することが、同国の民主主義を回復し、現在の危機を解決する唯一の道だ」と訴えた。
 トランプ政権は3日にベネズエラを攻撃し、マドゥロ大統領を拘束。米ニューヨークに移送し、収監した。米国で麻薬密輸などの罪で起訴されたマドゥロ氏は5日にニューヨークで出廷する見込みだ。