
こじらせバリキャリが放つ“子持ちへの敵意”
職場で働く女性にとって、避けて通れないテーマの一つが「バリキャリ」と「子持ちの時短ママ」の軋轢。今回ご紹介するのは、新卒から17年間キャリアを築き上げたバリキャリ女性が、新しく入ってきた子持ちママに抱く、あまりにも根深く、歪んだ敵意を描いた物語です。



キャリア17年。そのプライドを傷つけた“時短ママ”
主人公のゆりこは、新卒から17年、ひたすら仕事に打ち込み、係長という地位と500万円の貯金を「自分だけで積み上げた」ことに誇りを持っています。彼女にとって、仕事とは努力と実績の積み重ね。そんな彼女の前に、新しい同僚・けいこさんが現れます。けいこさんは子持ちで時短勤務。
ゆりこは、けいこさんが「子持ち」というだけで、自分の築き上げたキャリアを「人柄だけで凌駕してしまう」存在だと勝手に決めつけ、強い敵意を抱くのでした。



独身を貫く女性の、満たされない孤独
ゆりこは「独身人生絶賛満喫中」だと自分に言い聞かせますが、その表情はいつも不貞腐れた「への字顔」。けいこさんが優しそうに振る舞うだけで、「子持ちの時短パートとバリキャリは水と油」だと決めつけ、一方的に全否定します。








読者の怒りが爆発!「お局感がすごい」ゆりこの歪んだプライドに厳しい声
ゆりこのモノローグや、新しい同僚へのあまりにも一方的な敵意に対し、読者からは共感だけでなく、自己中心的な考え方への厳しい批判が寄せられました。
・「拗らせてんなー」ゆりこの傲慢な姿勢に非難
・ゆりこ…お局感がすごいな。
・なんか拗らせてんなー。
・正直500マン程度でなんでこんな上からなのか不思議。
「ちっとも楽しそうじゃない」という声は、ゆりこの心の状態を的確に表しています。自分の傲慢なプライドの根拠である「貯金500万」についても「不思議」と指摘され、彼女の価値観が揺さぶられています。
・「水と油」子育てと仕事の両立へのリアルな議論
・結婚して子ども産んだ女性への一方的な敵意じゃん。バリキャリだけが正義みたいな考えで視野狭そう
・子持ちが働いたって構わない。でも子どもの年齢と職場の業務内容を考えて採用しないと双方が大変になるのは事実だよな。
ゆりこの視点だけでなく、読者からは「時短ママ」と「バリキャリ」の間に生じる職場の軋轢についてのリアルな意見も。ゆりこの「視野の狭さ」を指摘しつつも、採用側の業務調整の難しさなど、構造的な問題に言及する声も見られました。
「女の敵は女」—ゆりこのモノローグは、まさにその言葉を体現しています。なぜ、彼女は自分の幸せを貫くだけでは満足できず、他者の幸せにまで敵意を向けてしまうのでしょうか。この複雑で、共感と非難が渦巻く職場の戦いは、一体どこへ向かうのでしょうか。