【ワシントン時事】トランプ米大統領は29日、南部フロリダ州でイスラエルのネタニヤフ首相と会談し、パレスチナ自治区ガザの和平計画について協議した。トランプ氏は会談後の共同記者会見で、イスラム組織ハマスが早期に武装解除すべきだと主張し、応じなければ「大きな代償を払う」と警告した。
会談はトランプ氏の邸宅「マールアラーゴ」で行った。和平計画の「第2段階」では、ハマスの武装解除やイスラエル軍のガザからの段階的撤退などが定められているが、ハマスは武装解除に応じていない。イスラエルは戦闘再開も辞さない構えを示しており、計画実現には不透明感が漂っている。
〔写真説明〕29日、米南部フロリダ州パームビーチの邸宅「マールアラーゴ」で記者会見するトランプ大統領(右)とイスラエルのネタニヤフ首相(AFP時事)