北海道コンサドーレ札幌は29日、アルビレックス新潟からDF堀米悠斗が完全移籍加入することを発表した。
堀米は1994年9月9日生まれの現在31歳。コンサドーレ札幌(当時)の育成組織出身で、U-12、U-15、U-18と各カテゴリーで成長を続け、2013年にトップチームへ昇格した。福島ユナイテッドFCへの期限付き移籍も経験し、2015シーズンから主力として2年間にわたって活躍。札幌のJ1昇格に貢献し、2017年に新潟へ活躍の場を移した。
新潟では左サイドバック(SB)を主戦場に活躍を続け、2020年からはキャプテンを務めた。新潟では在籍した9年間で公式戦通算248試合出場6ゴールを記録。2025明治安田J1リーグでは26試合のピッチに立って1ゴールを挙げていた。なお、新潟は2025明治安田J1リーグを最下位の20位で終え、無念のJ2降格が決定。明治安田百年構想リーグおよび移行後の2026-27シーズンは4年ぶりにJ2での戦いに身を置くことが決まっている。
堀米は今年11月、契約満了に伴い、今季限りで新潟を離れることが明かされていた。新天地に注目が集まる中、高卒後に所属した古巣の札幌加入が正式決定。2016シーズン以来、10年ぶりの復帰に際し、札幌を通して次のような言葉で決意を表明した。
「このたび、北海道コンサドーレ札幌に加入することになりました。もう一度、赤と黒の縦縞のユニフォームに袖を通すチャンスをいただけたことを、本当に嬉しく思います」
「このクラブが道民の皆様やサポーターの皆様に求められていることを理解し、それを表現できるよう自分のすべてを捧げる覚悟でいます。プレーで、日々の行動で、このチームに貢献しますので、ぜひもう一度熱い応援をよろしくお願いします」
また、新潟を通してはファン・サポーターに向けて「このたび、北海道コンサドーレ札幌に移籍することとなりました。地元である北海道の地で、第二の故郷新潟で学び、鍛えたすべてを出し尽くしてきます。新潟で支えてくれたすべての皆様に、今一度感謝の気持ちを伝えたいです。9年間ありがとうございました!」と報告している。
札幌は2025明治安田J2リーグで16勝5分17敗の勝ち点「53」という成績を残し、12位でシーズン終えた。来季は新潟と同じく、明治安田J2・J3百年構想リーグに臨み、移行後の2026-27シーズンもJ2の戦いに身を置く。