湘南ベルマーレのMF奥野耕平が、アビスパ福岡に完全移籍で加入した。29日に両クラブが発表した。
現在25歳の奥野は、ガンバ大阪の育成組織出身。2017年にU-23チームでJリーグデビューを飾り、2020年からはトップチームに定着。公式戦通算76試合に出場した。
2023シーズンから湘南に期限付き移籍し、翌年から完全移籍加入。3シーズンで公式戦通算102試合に出場したが、2025シーズンは湘南が降格の憂き目に遭った。
奥野は移籍決定に際し、福岡の公式サイトを通じてコメント。「湘南ベルマーレから来た奥野耕平です。自分のプレーを表現して、チームの力になれるように日々努力していきます。そして一つでも多くの勝利の喜びを皆さんと分かち合いたいと思います。これからよろしくお願いします」と意気込みを示した。
また、湘南のクラブ公式サイトを通じてもコメントを発表し、「この度、アビスパ福岡に移籍することになりました」と3年間の感謝を綴った。
「移籍を経験したことがない自分が、2023シーズン途中に期限付き移籍でオファーをもらい、希望と不安が入り混じった気持ちで湘南に向かっていたことを今でも覚えています。そんな中、智さん(山口智監督)をはじめとするスタッフ、サポーター、スポンサー、そして選手たちが暖かく迎え入れてくださいました」
「サッカー選手として湘南ベルマーレに何を残せたのかわかりませんが、J1初ゴールを湘南ベルマーレで記録し、ホーム新潟戦では自分のゴールで皆さんと喜べたことは、僕にとって幸せな思い出です。たくさんの愛をこの湘南ベルマーレで感じました。3年間、本当にありがとうございました」