徳島、ヘッドコーチを務めていたエンゲルス氏の新監督就任を発表「身の引き締まる思い」

 徳島ヴォルティスは28日、ヘッドコーチを務めていたゲルト・エンゲルス氏がトップチームの監督に就任することを発表した。

 徳島では2024年4月から増田功作前監督が指揮を執り、2025シーズンは2025明治安田J2リーグを18勝11分け9敗、勝ち点「65」の4位で終え、J1昇格プレーオフに進出したが、決勝でジェフユナイテッド千葉に0-1で敗れて、昇格を逃し、今月16日に増田前監督の退任が発表されていた。

 新しく監督に就任するドイツ出身のエンゲルス氏は、1957年4月26日生まれの現在68歳。ボルシアMGに在籍した経歴もある同氏は、プロキャリア最後のクラブとなったアセノ・スポーツクラブ(現:水戸ホーリーホック)で指導者キャリアを始めると、その後は滝川第二高校でのコーチや、横浜フリューゲルス、ジェフユナイテッド市原・千葉、京都パープルサンガ(現:京都サンガF.C.)、浦和レッズ、モザンビーク代表、INAC神戸レオネッサなどで監督を歴任した。

 2023年に相生学院高校サッカー部のテクニカルダイレクター、2024年にAIE国際高校サッカー部の監督を務めた後、2025年は徳島でヘッドコーチを務めていた。

 新監督に就任することが決定したエンゲルス氏は徳島のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「来シーズンの監督を任せていただけることを光栄に思います。2025シーズンはJ1昇格という目標を達成することはできませんでしたが、このチーム、スタッフ、ファン・サポーターの皆さまをはじめ徳島ヴォルティスに関わる皆さまとともに戦うことができて、とても充実した日々を過ごすことができました。チームにとっても、選手1人ひとりにとっても凄く成長することができたと感じています」

「徳島の皆さまはサッカーに対しても熱く、地域に対する愛があり、雰囲気も非常に良い街だと感じています。この地で監督として来シーズンも戦えることを大変嬉しく思うと同時に身の引き締まる思いです。選手、スタッフで協力して、クラブ全体で一丸となって、このチームをもっともっと強くしたいと思います。来シーズンもともに戦いましょう。応援よろしくお願いいたします」

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