京都、鳥栖MF本田風智の期限付き移籍加入を発表「もう一度華を咲かせるために…」

 京都サンガF.C.は27日、サガン鳥栖よりMF本田風智が期限付き移籍で加入することを発表した。なお、期限付き移籍期間は2026年6月30日までとなる。

 現在24歳の本田はサガン鳥栖U-18から2020年にトップチームに昇格し、ここまで鳥栖一筋でプレー。2024シーズンからは背番号「10」を着用していたが、2023年5月に左ひざ外側半月板断裂となると、2024年7月にも同箇所の手術を行うなど、長期離脱を余儀なくされた。今年7月に約2年2カ月ぶりの公式戦出場を果たしたが、2025シーズンも2025明治安田J2リーグで4試合、天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会で1試合の出場にとどまっていた。

 そんななか、期限付き移籍が決定した本田は京都のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「サガン鳥栖から期限付き移籍で加入しました、本田風智です。少しでも早く皆さんに認めていただけるよう、ピッチで、プレーで示していきます。スタジアムで皆さんの前でプレーできる日を、とても楽しみにしています。全力で戦います。応援よろしくお願いします」

 また、鳥栖のクラブ公式サイトでも以下のようにコメントしている。

「リリースにあります通り、京都サンガF.C.へ期限付き移籍することを決断しました。ユースでの3年間、トップチームでの6年間、計9年間にわたり、たくさんのサポートと応援を本当にありがとうございました。この決断は簡単なものではありませんでした」

「前に進みたい気持ちが強い中でも、サガン鳥栖を離れることには大きな葛藤がありました。10番を背負わせてもらいましたが、怪我の影響もあり、ピッチでその責任を十分に果たすことができませんでした。その悔しさと申し訳なさは、今でも強く心に残っています。それでも、この経験と番号の重みを無駄にしないために、もう一度華を咲かせるために、環境を変えてチャレンジすることが、今の自分には必要だと考えました」

「本当は、もっとサガン鳥栖に貢献したかったし、皆さんの期待に応え続けたかったという思いでいっぱいです。サポーターの皆さんの応援、支え、そして声援が、サガン鳥栖を強くしていくと心から感じています。わがままな決断ではありますが、これからも変わらぬ応援をいただけたら嬉しいです。どんな時もポジティブで、温かく、そして熱いファン・サポーターの皆さんが大好きです」

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