レアル・マドリードは、来夏の移籍市場でセンターバック(CB)の世代交代を検討しているようだ。26日、大手メディア『ESPN』が報じている。
現在、レアル・マドリードのCB陣は、ブラジル代表DFエデル・ミリトン、ドイツ代表DFアントニオ・リュディガー、スペイン代表DFディーン・ハウセン、同DFラウール・アセンシオ、オーストリア代表DFダヴィド・アラバの5名が名を連ねている。しかし、今季は守備陣に負傷者が続出しており、苦しい台所事情が続いている。
そして、注目されているのが2026年6月30日に契約満了を迎えるアラバとリュディガーの去就だ。クラブは契約延長をするか否かの決断に迫られている状況だが、『ESPN』は「クラブ首脳陣はアラバとの契約更新を望んでいない」と報道し、来夏の退団を予想している。また、リュディガーに関しては「多くの疑問が残る」との見解を示しつつ、「選手自身は移籍も検討しており、来夏クラブを離れる可能性がある」と、サウジアラビアのクラブを新天地に選ぶ可能性を伝えた。
30歳越えのベテラン選手がクラブを離れる可能性を伝える一方、同メディアは、CBの補強候補として、リヴァプールに所属するフランス代表DFイブライマ・コナテ、バイエルンに所属する同DFダヨ・ウパメカノ、クリスタル・パレスのイングランド代表DFマルク・グエイといった来夏フリートランスファーで獲得できる可能性のある選手を挙げている。さらに、ドルトムントのニコ・シュロッターベック、レンヌに所属するジェレミー・ジャケもクラブから高く評価されている選手と伝え、獲得ターゲットに含まれているようだ。
また、下部組織出身の選手にも着目しており、今夏コモに移籍したスペイン人DFハコボ・ラモンを買い戻す可能性や、U-19スペイン代表DFジョアン・マルティネスのトップチーム昇格なども選択肢に入っているという。