ミランに所属するフランス代表FWクリストファー・エンクンクに退団の可能性が浮上しているようだ。25日、イタリア人ジャーナリストのニコロ・シーラ氏が伝えている。
メキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスの負傷離脱もあり、ストライカーの補強に動いているミラン。すでにウェストハムからドイツ代表FWニクラス・フュルクルクを買い取りオプション付きレンタルで獲得することが決定的となっているが、その裏でエンクンクの去就が不透明になっているようだ。
移籍市場に精通するシーラ氏によると、ミランはエンクンクの今シーズンここまでのパフォーマンスに満足しておらず、適切な額のオファーが届いた場合には売却に踏み切る可能性があるという。今夏にチェルシーから最大4200万ユーロ(約77億円)の移籍金で加入した28歳だが、公式戦14試合で1ゴール2アシストという成績に留まっており、セリエAでは未だゴールネットを揺らすことができていない。
また、シーラ氏はミランがユヴェントス所属のセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチの獲得に興味を示していると指摘。2022年1月に加入したユヴェントスではここまで公式戦162試合出場64ゴール16アシストという成績を残しているが、現行契約は来年6月末までとなっている。ミランのイグリ・ターレSD(スポーツディレクター)はフリートランスファーでの獲得の可能性を探るべく、同選手の代理人と会談したようだ。
フュルクルクの加入が秒読み段階となった中で報じられたエンクンク売却の可能性とヴラホヴィッチへの関心。今後のミランの動向に注目が集まる。