【モデルプレス=2025/12/26】エンタメ&ライフスタイルニュースメディア「モデルプレス」は2025年、業界初の全プラットフォーム横断アワード「モデルプレス ベストドラマアワード」を創設。地上波・配信・ショートドラマなど全プラットフォームの作品を対象に読者アンケートを実施した。本記事では11万超えの読者投票、ドラマに精通したインフルエンサー60名の投票、編集部20名による投票などから決定した「プロデュース・演出・脚本」各トップ3を発表する。 【写真】2025年間ドラマ「プロデュース」「演出」「脚本」トップ3一覧 ◆「プロデュース」部門トップ3 1位:「グラスハート」(Netflix) 岡野真紀子、佐藤健、アベゴウ、櫻井紘史 2位:「波うららかに、めおと日和」(フジテレビ) 宋ハナ、三竿玲子、古郡真也 3位:「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS) 杉田彩佳、丸山いづみ ◆1位:「グラスハート」岡野真紀子、佐藤健、アベゴウ、櫻井紘史 1993年から現在にかけて書き継がれ、不朽の名作として知られる若木未生のライフワークを映像化した「グラスハート」(Netflix)。俳優の佐藤健が自ら企画を持ち込み、主演だけでなく共同エグゼクティブプロデューサーとして制作に関わった。岡野真紀子(エグゼクティブプロデューサー)、アベゴウ(プロデューサー)、櫻井紘史(ラインプロデューサー)ら精鋭チームと共に、音楽ドラマの常識を塗り替える圧倒的なクオリティを追求。俳優ならではの感性とストイックさも光り、作品をヒットへ導いた。 <インフルエンサー審査員コメント> ぴぃ@ドラマ垢(@py_dorama) 「拘り抜かれた映像にも音楽にも、佐藤健の『日本の作品を海外の人に当たり前に見てもらえる世界にしたい』という想いを感じられるドラマで、俳優だけでなくプロデューサーとしての才能も見せてくれたから」 <読者コメント> ・「今の時代に敬遠されがちな王道のかっこよさを照れずに真っ直ぐに追求した『グラスハート』佐藤健EPの仕事ぶりに感服しました。ドラマ本編だけでなく怒涛のプロモーションで、作品も俳優もバンドも音楽も、さらに高い場所に押し上げた手腕はさすがです」 ・「小説の世界観をそのまま映像化するため、細部にわたるこだわりを感じた。映像、音楽、演技、全てにおいて美しく、素晴らしい作品」 ・「世界観を余すことなく表現することへの貪欲さを感じました」 ◆2位:「波うららかに、めおと日和」(フジテレビ)宋ハナ、三竿玲子、古郡真也 <読者コメント> ・「原作へのリスペクトはもちろん、作品全体や主題歌にまでもリスペクトを感じて、SNSの発信も含めとても良いチームだったのだと感じられました。その雰囲気の良さが作品にも出ていて、最初から最後まで本当に楽しませていただきました」 ・「この令和の時代によくぞ昭和のうぶキュンを描いてくれました。なつ美ちゃん(芳根京子)と瀧昌さま(本田響矢)に出会わせてくれてありがとうございます」 ・「悪者は一人も出ず、観た人を幸せな気持ちにさせるドラマを作り上げたから。そしてなにより、演者の魅力を引き上げ、役へと結びつけてくれたからこそ、このドラマの素敵な世界観が出来上がったのだと思う」 ◆3位:「じゃあ、あんたが作ってみろよ」杉田彩佳、丸山いづみ <読者コメント> ・「作品として面白いし、様々な問題提起もされていて、どの年代の人にも刺さる内容を上手に魅せていると思う」 ・「全世代男女問わず観てほしい。いろいろな問題が詰まっていて考えさせられる作品です。とにかく面白い」 ・「新しい視点と見せ方が良かった」 ◆「演出」部門トップ3 1位:「ザ・ロイヤルファミリー」(TBS) 塚原あゆ子、松田礼人、府川亮介 2位:「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS) 伊東祥宏、福田亮介、尾本克宏 3位:「ひらやすみ」(NHK) 松本佳奈、川和田恵真、高土浩二(※「高」は正式には「はしごだか」) ◆1位:「ザ・ロイヤルファミリー」塚原あゆ子、松田礼人、府川亮介 日曜劇場らしい重厚なドラマを築き上げた「ザ・ロイヤルファミリー」(TBS)塚原あゆ子ら演出チーム。競馬界を舞台に、夢を追う大人たちが絆で奇跡を起こす人間と競走馬の20年という壮大な物語を、圧倒的なスケールで描き切った。塚原氏ならではの情緒あふれる映像美は、熱き情熱をより鮮烈に引き立てている。細やかな心理描写と、魂を揺さぶるダイナミックな演出の融合はまさに至高。視聴者を物語の深淵へと誘う、圧巻の没入感を提供した。 <インフルエンサー審査員コメント> ほろろ(@OchaGenmaicha) 「北海道の美しい遠景、耕一や平良の独白、スローモーションを用いたレースシーンの迫力やカメラワーク、挿入歌のタイミングなど競馬ファン以外も魅了する要素がふんだんに盛り込まれていた」 <読者コメント> ・「メイン演出の塚原あゆ子さんの作品はどれも面白いけど、どんな登場人物も憎めない、皆が主役という撮り方が好きです。映像美も素晴らしい」 ・「この映像のリッチさ、壮大さは塚原組だからこそ出せるものだと思います。撮影もかなり大変だと思いますが、それを可能にしてしまうすごさを感じます」 ・「さすが塚原あゆ子さん。壮大な世界観をダイナミックな演出で描くばかりじゃなく、複雑な人間関係を表情アップするなど表現が上手いと思った」 ◆2位:「じゃあ、あんたが作ってみろよ」伊東祥宏、福田亮介、尾本克宏 <読者コメント> ・「鮎美(夏帆)と勝男(竹内涼真)の行動を対比させるような構成が良かった」 ・「一歩間違えればイラッとするセリフ、場面、キャラクターを愛すべきものとして見せてもらえたから」 ・「ネット配信でエピソードを選んでいる演出やタイトルが出てくる演出が好き」 ◆3位:「ひらやすみ」(NHK)松本佳奈、川和田恵真、高土浩二 <インフルエンサー審査員コメント> しみず さるひこ(@bub_shimizu) 「『ひらやすみ』メイン演出の松本佳奈氏は、過去に手掛けた作品(『団地のふたり』『春になったら』など)でもそうでしたが、何気ない日常を、日常のままきちんと切り取れる演出家だと思います。ことさら劇的にすることもないまま、何も起こらない時間と空気感を場面に収めていて、まるでテレビ画面の向こう側と、視聴しているこちら側の壁がなくなったかと錯覚するような瞬間が度々あります。今、とても注目している演出家の1人です」 <読者コメント> ・「どこにでもあるような日常の作り方がとても丁寧で素敵」 ・「優しい世界観と役者の自然な演技を引き出していて良かった」 ・「毎日15分だけのシーンに、なぜか観た後ほっこりできる雰囲気を生み出せるのがすごい」 ◆「脚本」部門トップ3 1位:「ホットスポット」(日本テレビ) バカリズム 2位:「御上先生」(TBS) 詩森ろば 3位:「ちょっとだけエスパー」(テレビ朝日) 野木亜紀子 ◆1位:「ホットスポット」バカリズム 「ホットスポット」(日本テレビ系)の脚本を手掛けたバカリズム。国内外の賞を28冠獲得した「ブラッシュアップライフ」チームと再タッグを組み、唯一無二の地元系エイリアン・ヒューマン・コメディーを構築した。宇宙人との遭遇を壮大な冒険にせず、日常の些細な事件解決に使い倒す設定は彼ならではの真骨頂。主演・市川実日子の自然体な演技と相まって、不思議なことが起こったり起こらなかったりする絶妙な世界観で、脚本の新たな地平を切り拓いた。 <インフルエンサー審査員コメント> カール( •̀∀•́ ) 映画&ドラマ垢(@tyya4x) 「リアルな日常に非現実的な要素を自然に織り込む脚本が巧みで、笑いながらも感動しました。宇宙人、未来人、超能力といった簡単には信じられないことを、主人公たちが違和感なく受け入れている様子に、これが本当の多様性というものなのではと気づかされました。 さらに、友情の描き方も素晴らしく、彼女たちの日常のやり取りをいつまでも観ていたいと思いました。魅力の詰まった脚本でした!」 <読者コメント> ・「『なんだこの世界は…』と思いつつ、自分が知らないだけかもしれないと思わせてくれました。すごいんだけどなんだかすごく見せない、軽快なトークが心地良くて楽しい時間を過ごしていました」 ・「ドラマにおける笑いの作り方、登場人物への愛着の持たせ方、予想できない展開、最終的に上手くまとめる手腕が素晴らしい」 ・「さすがのバカリズム脚本。会話の全てが面白かった。毎話飽きない」 ◆2位:「御上先生」詩森ろば <読者コメント> ・「今までの学園ドラマとは一味違うのが新鮮で、綺麗事だけでは片付けないセリフがとても好きでした」 ・「昨今の教育問題を高校生主体で考えていく構図が視聴者としても分かりやすく、作品を通して自身も問題に向き合う時間になっていました」 ・「鋭い斬り込みに脱帽でした 」 ◆3位:「ちょっとだけエスパー」野木亜紀子 <読者コメント> ・「毎話どう展開するか分からないワクワク感がすごいです。クスッと笑えるシーンからドーンと奈落に突き落とされる、ジェットコースターのようなスピード感で夢中で観てしまい、1話が毎回あっという間です。キャラクターもそれぞれ魅力的で気づけば愛していて(笑)、何度も観返したくなる作品です」 ・「さすがの脚本すぎて、毎話とっても惹き付けられました!絶妙なSFとラブロマンスが最高の世界でした!」 ・「野木さんの脚本は何回観ても飽きない。先の展開が全く読めなくて続きが早く観たくなるし、ラストのどんでん返しが本当に面白い。野木さんの描く、理想から現実に引き戻される感じが好き」 ◆モデルプレス ベストドラマアワード モデルプレスでは2025年、これまで培ってきた読者参加型企画「モデルプレスランキング」の熱量とノウハウを結集させ、ドラマ界の新たな指標となる「モデルプレス ベストドラマアワード」を創設。本アワードは、視聴者の多岐にわたるドラマ体験を反映し、地上波・配信・ショートドラマなど全プラットフォームの作品を評価対象としている。日本国内におけるドラマアワードとして、全20部門以上の賞で地上波・配信・ショートドラマの作品を横断して評価・ランキング化したアワードは、本アワードが業界初となる。(※自社調べ:2025年10月時点)(modelpress編集部) 【Not Sponsored 記事】