“逸材”ニコ・パスのレアル復帰は既定路線か…来夏に約17億円程度で買い戻し濃厚?

 コモに所属するアルゼンチン代表MFニコラス・パスは、来夏にレアル・マドリードへ復帰する可能性が高いようだ。25日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 “ニコ・パス”は2004年9月8日生まれの現在21歳。2016年にレアル・マドリードの下部組織へ加入し、2023-24シーズンにトップチームデビューを飾ると、昨年夏にコモへ移籍した。セスク・ファブレガス監督率いるチームでは不動のトップ下として活躍しており、今シーズンはここまで公式戦16試合で5ゴール5アシストをマーク。昨年10月にはアルゼンチン代表デビューを飾り、国際Aマッチ通算6キャップを誇る。

 今夏の移籍市場では中盤の攻撃的ポジションの補強を目指していたトッテナム・ホットスパーが最大5000万ユーロ(約92億円)を提示したが、コモは応じず。しかし、今シーズン終了後には再び去就に注目が集まることとなりそうだ。

 報道によると、ニコ・パスが来夏に古巣レアル・マドリードへ復帰することは既定路線だという。コモとの現行契約は2028年6月末まで残されているが、レアル・マドリードは900万ユーロ(約17億円)程度の買い戻しオプションを保有している模様。この条項は2027年夏まで有効だが、クラブ上層部はすでに来夏に行使することを決定しており、ニコ・パス自身もこうした状況を理解しているようだ。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、レアル・マドリードが2026年夏にニコ・パスを呼び戻す計画を立てていると指摘。選手本人も首を縦に振っており、約半年後の古巣復帰が濃厚となっているようだ。
 
『アス』によると、ニコ・パスの現在の市場価値は6500万ユーロ(約120億円)程度とのこと。インテルも獲得に興味を示しているが、レアル・マドリード以外のクラブに新天地を求める可能性は低いという。

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