ユヴェントスに所属するトルコ代表FWケナン・ユルティズは、同クラブとの契約延長交渉で2つの条件を設定するようだ。24日、イタリア『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。
2005年5月4日生まれのユルティズは、バイエルンの下部組織から2022年夏にユヴェントスのユースチームに加入。2023年8月にトップチームデビューを飾ると、順調に成長を続け、昨シーズンは背番号「10」を継承した。今季もユヴェントス攻撃陣をけん引する存在として、ここまで公式戦22試合出場で6ゴール6アシストを記録している。
現行契約は2029年6月までと3年半以上残しているが、ユヴェントス側は昇給を含む新契約を締結することで、クラブの未来でもあるユルティズの残留を確かなものにしたい意向だが、先月中旬には、契約延長交渉は中断されていると伝えられていた。
しかし、ユヴェントスがマルコ・オットリーニ氏の新スポーツディレクター任命に近づいていることから、ユルティズとの契約延長交渉も再開される模様。そこで同選手は2つの要望を出すとされている。
ユルティズは現在、170万ユーロ(約3億1000万円)の年俸を得ているが、カナダ代表FWジョナサン・デイヴィッドと同額である600万ユーロ(約11億円)を求め、チーム内最高額の給与を受け取ることを望んでいるようだ。さらに同選手は、クラブに長期的な野心を求めており、イタリア、チャンピオンズリーグでタイトルを獲得することを望んでいると伝えられている。