ヴィッセル神戸は25日、ベガルタ仙台からMF郷家友太を完全移籍で獲得したことを発表した。
4年ぶりとなる古巣復帰が決定した。1999年6月10日生まれの郷家は現在26歳。2018年に青森山田高校からヴィッセル神戸に入団したアタッカーは、1年目からコンスタントにプレーするなど期待を寄せられたが、絶対的な主力としての地位を確立するには至らなかった。そして、2023年にベガルタ仙台に活躍の場を移すと、ここではJ1復帰を目指すチームを牽引。キャプテンに就任した今シーズンは、J2リーグで37試合に出場し10得点5アシストと傑出したパフォーマンスを見せた。しかし、一時は自動昇格圏内に浮上したものの、最終節での敗戦により7位へと転落。昇格プレーオフ決勝戦で涙を呑んだ、昨シーズンの雪辱を果たすことはできなかった。
まず郷家は、ベガルタ仙台を離れるのに際して、クラブ公式サイトにてコメントを残している。
「ヴィッセル神戸へ移籍することを決断しました。最終戦が終わり、決断するまでの2週間本当に苦しかったです。このチームと一緒に上がっていくことも考えていましたが、ぎりぎりで上がれなかった2シーズンが終わり、自分の中でJ1への思いがどんどん強くなっていきました。そう思っている自分を止めることができず、覚悟を決めました。ベガルタ仙台というクラブは、自分が想像していた何倍も最高のクラブでした。満員のユアスタを何度も見せてくれたサポーターのみなさんの熱量、パートナー企業の方々の手厚いサポートを感じました。会社のみなさんともまるで友人のように言い合える仲でした。本当に温かさにあふれていて、最高のクラブが地元にあることが僕の誇りです。仙台を離れ、さまざまな環境に身を置いてきたからこそ、この特別な感情に気がつけたと思っています」
「これからのベガルタを担う若手がたくさんいます。彼らもベガルタ仙台サポーターが大好きです。これからも愛し合える関係でいてください。帰ってきてからの3年間、本当にありがとうございました。いってきます‼」
また郷家は、ヴィッセル神戸に復帰するのに際して、クラブ公式サイトにてコメントを残している。
「ヴィッセル神戸に関わる全ての皆さん、お久しぶりです。もう一度、クリムゾンレッドのユニホームを身に纏えることやノエビアスタジアム神戸で闘えることを嬉しく思います。3年前より大きくなった姿をお見せできるように、このチームのために闘い、1つでも多くの勝利とゴールを届けられるように頑張ります。応援よろしくお願いします」