中盤補強を望むマンU、プレミアの実力者たちに関心も…今冬の“現実的選択肢”は国外の2選手?

 マンチェスター・ユナイテッドが中盤の強化に向けて複数選手の動向を注視しているようだ。23日、イギリス紙『デイリーメール』や『ESPN』が伝えている。

 今夏の移籍市場で推定総額2億1600万ポンド(約455億円)を投じたマンチェスター・ユナイテッド。スロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコ、ブラジル代表FWマテウス・クーニャ、カメルーン代表FWブライアン・ムベウモの獲得で前線を強化し、新守護神としてベルギー代表GKセンヌ・ラメンスを迎えたが、噂されていた中盤の補強は行われなかった。

 来夏にはブラジル代表MFカゼミーロの現行契約が満了に。また、定位置確保に至っていないイングランド代表MFコビー・メイヌーとウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテにも退団の可能性が浮上していることから、ルベン・アモリム監督とクラブ上層部は遅くとも来シーズン開幕までに中盤に即戦力を加えたいと考えているようだ。

 報道によると、マンチェスター・ユナイテッドはブライトン所属のカメルーン代表MFカルロス・バレバやノッティンガム・フォレスト所属のイングランド代表MFエリオット・アンダーソン、クリスタル・パレス所属の同MFアダム・ウォートン、ボーンマス所属の同MFアレックス・スコットをリストアップしているとのこと。しかし、移籍金が高額になる見込みで、いずれの選手も現所属クラブで主力としてプレーしていることから、今冬に獲得できる可能性は低いようだ。

 そんな中、マンチェスター・ユナイテッドにとって現実的な選択肢となっているのが、アル・ヒラル所属のポルトガル代表MFルベン・ネヴェスとアトレティコ・マドリード所属のイングランド代表MFコナー・ギャラガーだという。前者は欧州復帰を希望しており、アル・ヒラルは2000万ポンド(約42億円)程度で放出する可能性があるとのこと。また、後者についても3500万ポンド(約74億円)程度で獲得できる可能性があると報じられている。
 
 4位チェルシーと「3」ポイント差の7位につけるなど、復調の兆しも見せているマンチェスター・ユナイテッドだが、今冬に中盤の補強に動くのだろうか。

●セメニョ、移籍先“本命”はマンC? 本人が加入を希望か…チェルシーは獲得レースから撤退へ●マンUの決断は?…ローマがザークツィーの買取OP付きレンタル検討、個人条件の交渉も進行中●111年ぶりの公式戦10連勝!…勢い止まらぬアストン・ヴィラ、今季は“ビッグ6”のうち4クラブ撃破●リヴァプールに大打撃…プレミア最高額で加入のイサクが腓骨骨折で手術、数カ月の戦線離脱へ●W杯前に衝撃、南野拓実が左ヒザ前十字じん帯断裂の重傷…モナコはエールを送る「頑張れタキ、僕らは君と一緒だ」