後半ATに同点もPK戦でアーセナルに敗戦…クリスタル・パレス指揮官「誰も責めることはできない」

 クリスタル・パレスを率いるオリヴァー・グラスナー監督が、アーセナル戦を振り返った。

 カラバオ・カップ準々決勝が23日に行われ、クリスタル・パレスはアーセナルと対戦。日本代表MF鎌田大地が負傷で欠場した一戦は80分にオウンゴールで先制を許したものの、90+5分にマルク・グエイが同点弾を決めて1-1で90分が終了。そのままPK戦に突入すると、8人目のキッカーを務めたマクサンス・ラクロワのシュートが防がれてしまい、7-8で敗れて、カラバオ・カップ敗退となった。

 試合後、イギリスのテレビ局『ITV』のインタビューに応じたグラスナー監督は「PK戦でキック一つが勝敗を分けるのはいつものことだ。今日は失敗してしまったけど、誰も責めることができない。前半はパフォーマンスが悪かったけど、後半のように巻き返せたことで、はるかに良くなった」と振り返りながら、次のように続けた。

「失点した時はリーグ戦のデジャブのようだった。しかし、そこから巻き返せたのは選手たちの功績だ。PK戦では何が起きてもおかしくはない。私たちは今年2勝を挙げていたけど、今日はアーセナルの方が幸運だった。彼らは見事に勝利を収めたんだ」

「PK戦は数多く見てきたけど、あれほどすべてが完璧に決まった試合は記憶にない。まあだから誰かが外さなければ、明日までシュートを打つことになっただろう。残念ながら、今日は私たちが外してしまったけど、後半のパフォーマンスを土台にできるはずだ」

「後半の私たちのプレーぶり、相手との闘いぶりを見れば、誰もが『試合を重ねてきたから疲れている』と言ってきていたけど、そうだったとしたらこのように巻き返すことはできないと思う。後半のパフォーマンスを土台にできれば、非常に良いシーズンになるだろう」

【ハイライト動画】アーセナルvsクリスタル・パレス

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