「駅弁の頂点」とも呼ばれた“伝説の海苔弁”を実食 食べて納得「海苔弁の皮をかぶった怪物だ…」その理由とは

福島県の郡山駅には軽い伝説級の駅弁があります。実はそれは海苔弁ですが、表彰歴まであるらしく、完全に一般的な海苔弁の領域を超えています。実際に食べてみたところ、またしても胃袋の記憶に深く刻まれる結果になりました。

「伝説の海苔弁」だと…?→食べたら納得

 福島県の郡山駅には、口コミサイトやSNSで「最高峰」「駅弁の頂点」「個人的ナンバーワン駅弁。ほんとに美味しい」と言われる、軽い伝説級の駅弁があります。実はそれは海苔弁ですが、表彰歴まであるらしく、完全に一般的な海苔弁の領域を超えています。それが、福豆屋の「海苔のりべん」です。実際に食べてみたところ、またしても胃袋の記憶に深く刻まれる結果になりました。

「海苔のりべん」の価格は1300円。構成はおかかと海苔が敷かれたご飯に、煮物、焼き鮭、卵焼きと、一見すると定番の海苔弁そのものです。カロリーは732kcalで、筆者にとっては“軽めのおやつ”として最適な分量でした。

 ところが、ひと口食べた瞬間から「これは普通の海苔弁じゃない」と分かります。まず、ご飯に敷かれた海苔が厚く、食感がしっかりしていて、噛むたびに磯の香りが立ちます。おかかはふんわりとしてちょうどいい味加減で、そのバランスが絶妙です。しかも海苔はまさかの2層構造。どこを食べても香りと旨みが押し寄せ、気付けば無限ループ状態になっていました。

 そしておかず類がさらに反則級です。焼き鮭は塩加減が完璧で、駅弁とは思えない厚みと脂のノリ。正直、これ単体で10枚いけます。煮物は素朴さと食べ応えのある味がしっかり入っていて、箸が止まりません。卵焼きもふわっとしていて、甘さと出汁のバランスが見事でした。

 冷たい状態で食べてこの完成度なのですから、もし温めたらどうなるのかと考えてしまいます。市中のお弁当店が真っ青になるレベルのクオリティなはずです。値段がやや強気なのも納得でした。

 実は「海苔のりべん」を試したとき、ソースカツ丼を食べたあとだったため、ほどよく腹に収まる量でしたが、この味を知ってしまった以上、空腹状態で挑んでいたら3個は軽くいけたと思います。もし経済的に余裕がある富豪になったら、間違いなく“爆買い”してしまう勢いです。

 ただ「海苔のりべん」は人気ゆえに売り切れが多いのも事実です。もし自分が爆食してしまうと、他の楽しみにしているお客さんに申し訳なさすぎるので、次回郡山に行くときも別のものを食べて胃袋をウォーミングアップしてから、また挑もうと思います。

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