マンチェスター・シティは20日、プレミアリーグ第17節でウェストハムを3-0で下した。試合後、イギリスメディア『スカイスポーツ』がマンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督のコメントを伝えた。
首位に立つアーセナルを勝ち点差「2」で追いかけるマンチェスター・シティが、ホームにウェストハムを迎えたゲームは序盤の5分、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが、自らの放ったシュートのこぼれ球を右足で蹴り込み、ホームチームが先手を取る。前半終盤の38分には、敵陣でのボール奪取から細かくパスを繋ぎ、最後はオランダ代表MFタイアニ・ラインデルスが追加点をゲット。後半に入ると、立ち上がりはピンチも目立ったが、69分にはゴール前のセカンドボールに素早く反応したハーランドがトドメの3点目を奪って勝負あり。マンチェスター・シティがウェストハムを3-0で粉砕した。
これでマンチェスター・シティはプレミアリーグで5連勝、公式戦全体で見ると7連勝を飾ったが、グアルディオラ監督は「嬉しいことは否定できないが、ボールを扱う方法を改善しなければならない。現状では、3月や4月にリーグの優勝候補になるため、十分なレベルとは言えないだろう」と厳しい評価を下す。「選手たちには、『みんな、メリークリスマス。だけど、ここから改善しなければならないよ』と伝えたよ」と明かすと、具体的にグアルディオラ監督が不満を感じた要素を次のように述べた。
「ボールを持った際、我々のプレーは決して良いとは言えない。ラインを突破し、次のステップへ移行するための正しい位置にいないことが多いため、結果的に多くのチャンスを逃したんだ。なぜこうなったか。選手たちが行動に勇気を持てないからだ。だが、我々はオープンな姿勢を貫き、必ずや改善する」
「ポジショニングにおいては勇気が必要だ。我々はそこにいなかった。前半に相手が得たチャンスは?ゼロ、皆無だ。そんな状況だったにもかかわらず、より創造的になるため、より堅固になるため、適切なポジションにいなかった。一貫性を高めるため、正しいプロセスを踏めなかった。この試合では、ジジ(ドンナルンマ)が我々を救ってくれた」
第17節終了時点で、2位につけるマンチェスター・シティと、首位を走るアーセナルの勝ち点差は「2」。わずか1試合でひっくり返る数字ではあるものの、「このリーグのレベルも、アーセナルの強さも、彼らのタフさも知っている。今の状態では不十分だ。スピリットはある。だが、改善すべき点はもっと山ほどある」とグアルディオラ監督。現状の完成度には納得していないが、「彼らが私について来てくれれば、目標とする場所に到達できるだろう」と続け、今後の成長がリーグタイトル奪還のカギだと語った。
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