名古屋GK児玉剛、“2度目”の現役引退を発表「再びピッチに戻る決断を含め、自分自身と向き合い続けた16年間」

 名古屋グランパスは21日、GK児玉剛が現役を引退することを発表した。

 児玉は1987年12月28日生まれの現在37歳。京都サンガF.C.の育成組織出身で、関西大学を経て、京都のトップチームでキャリアをスタートさせた。2014年に加入した愛媛FCでは、正守護神として3シーズンにわたって活躍。2017年からはモンテディオ山形で活躍し、2019年にはFC東京へ加入。在籍した6年間で公式戦通算17試合に出場し、2024シーズン限りで“1度目”の現役引退を発表した。

 だが、開幕直前の名古屋でGKチームにアクシデントが発生。新加入したGKシュミット・ダニエル、GK杉本大地がケガの影響で離脱しており、GKピサノアレックス幸冬堀尾もコンディション不良。起用可能なGKが武田洋平のみの状況の中、今年2月、児玉の“電撃復帰”が発表された。

 結果的に、名古屋で公式戦の出場機会はなかったものの、再び現役のGKとして日々を過ごした児玉。今回、“2度目”の現役引退を発表し、名古屋を通して次のようにコメントを発表した。

「このたび、2025シーズンをもってプロサッカー選手を引退する決断をいたしました。これまで長い間、サッカーを通じて本当に多くの経験をさせていただきました。喜び、苦しみ、そしてあの最高の達成感。そのすべてが今の自分を作ってくれています」

「これまで所属させていただいたすべてのクラブ関係者の皆さま、共に闘ったチームメイト、スタッフ。そしてどんな時も応援し続けてくれたサポーターの皆さまには、心から感謝しています。一度引退をしてから再びピッチに戻る決断を含め、自分自身と向き合い続けた16年間だったと思います」

「これからは、サッカーを通じて得た経験を次のステージで活かしていきます。詳細についてはまた改めてお伝えできればと思いますが、今はただこれからの自分の人生にワクワクしています」

「サッカーが大好きです。そして、これからも自分らしく前に進み成長し続けます。本当にありがとうございました」

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