先制点直後に負傷交代、リヴァプール指揮官がイサクの状態に言及「ただの直感だが…」

 リヴァプールは20日、プレミアリーグ第17節でトッテナム・ホットスパーと対戦し、2-1で勝利した。同試合の後、リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督が、負傷交代したスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクの状態について語った。地元メディア『リヴァプール・エコー』がスロット監督のコメントを伝えている。

 開幕直後以来のプレミアリーグでの連勝を狙ったリヴァプールが、『トッテナム・ホットスパー・スタジアム』に乗り込んだゲームは、前半の33分、オランダ代表FWシャビ・シモンズが一発退場となり、リヴァプールは数的優位で戦うこととなる。ハーフタイム明け、スロット監督は北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリーを下げてイサクを投入すると、後半序盤の56分に試合が動いた。

 敵陣でボールを奪ったところから速攻をスタートさせ、前線でイサクがボールを収めると、フランス代表FWウーゴ・エキティケのパスでペナルティエリア手前のドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツにボールが渡る。ヴィルツからのスルーパスでボックス内に入ったイサクが、左足でゴールネットを揺らし、リヴァプールが先手を取った。

 リヴァプールは続く66分にエキティケがヘディングシュートで追加点を奪うと、83分にはブラジル代表FWリチャーリソンに1点を返されたものの、このまま逃げ切りに成功。9月以来の連勝を飾ったが、先制点の直後、イサクが左足を負傷し、プレー続行は不可能となっていた。タックルを受けた左足首、もしくは巻き込まれる形となった左ひざを痛めた可能性が高い。

 試合後、スロット監督は「現時点で、彼については何も情報がない」としつつも、「もし選手がゴールを決めた後、負傷をしてしまい、ピッチに戻らない、戻ろうとしてもしていないのであれば、それは決して好ましいものではない」と発言。「たとえば、(ハーフタイムに交代した)コナー・ブラッドリーも同じで、彼もプレーを続けられなかった」と続け、負傷者はイサクだけではないことも明かしている。

 「選手が復帰を試みようともしないのは、大抵の場合、良いことではない。もちろん、これは私自身のただの直感であり、それ以上は何も言えない」とスロット監督。「まだ彼とは話していない。彼が大丈夫であることを願っているが、様子を見守る必要がある」と述べた。

 なお、イサクは今夏の加入後、公式戦3点目を記録。スロット監督は「彼が得点したのはポジティブな点だし、今日のような場面をもっと見たい。イサクの良いフィニッシュと、フロリアン・ヴィルツの良いパスによる。素晴らしいゴールだった」と褒め称えた。

【ハイライト動画】リヴァプールがスパーズとの激闘を制す

●リヴァプール、イサク&エキティケの得点で公式戦3連勝! トッテナムは前半のX・シモンズ退場が響く●ロメロ退場は主審のせい? トッテナム指揮官「審判がきちんと仕事をしていれば…」●評価は一変? 初アシストのチェルシーGKサンチェス、チャンス創出数では今季GK最多を記録●ハーランド、プレミア通算得点数で早くもC・ロナウド超え…ドログバにも並ぶ●アーセナル、“5度目の正直”なるか…クリスマスに首位のシーズンはいずれも優勝逃す