アフリカ杯、2028年から4年に1度の開催へ…「アフリカネイションズリーグ」新設も発表

 アフリカ大陸の頂点を決めるアフリカネイションズカップ(AFCON)が、4年に1度の開催に変更されるようだ。20日、イギリスメディア『BBC』が伝えた。

 1957年に創設されたAFCONは、1968年から偶数年に2年おき開催されていたが、FIFAワールドカップとのバッティングを避けるため2013年から奇数年に2年おき開催に変更された。アフリカサッカー連盟のパトリス・モツェペ会長の発表によると、2027年の次は2028年の開催となり、以降は4の倍数年に1度の開催サイクルへ変更されるという。

 近年のAFCONは欧州クラブシーズンの真っ只中に開催され、優秀なアフリカ人選手を抱えるビッグクラブにとって頭痛の種となっていた。国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長およびマティアス・グラフストロム事務局長と協議の上で大会方式の変更を決めたというモツェペ会長は、「アフリカサッカーにとって最もエキサイティングな新体制だ。私はアフリカの利益のために行動する。国際的な競技日程は大幅に調整・統一されなければならない」と述べている。

 さらにモツェペ会長は、2029年から毎年9月、10月、11月に開催される「アフリカネイションズリーグ」の創設も発表した。54の加盟協会が4つのゾーン(北部に6チーム、東部、西部・中部、南部にそれぞれ16チーム)に分割される。9月と10月にグループステージを行い、11月に優勝チーム決定戦を行う模様だ。トップクラスのスポンサー誘致のため、FIFAとの共同開催となることもモツェペ会長は明かした。

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