日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダは20日、ペッレグリーノ・マタラッツォ新監督の就任を発表した。契約期間は2027年夏までの1年半となる。
レアル・ソシエダでは今夏からセルヒオ・フランシスコ元監督がチームを率いていたが、成績不振に伴い今月14日に解任。Bチームのジョン・アンソテギ監督が暫定的にトップチームを率いていた。16日のコパ・デル・レイ3回戦のエルデンせ戦は勝利したが、20日のラ・リーガ第17節レバンテ戦は久保のゴールで先制後に追いつかれてドローに終わった。
暫定16位に沈むチームを引き受けたマタラッツォ新監督は、現在48歳のイタリア系アメリカ人。現役時代はドイツのアマチュアクラブでプレーし、33歳で指導者に転身。ニュルンベルクの下部組織でキャリアをスタートすると、2018年1月から2019年12月末からはホッフェンハイムでユリアン・ナーゲルスマン監督(現ドイツ代表指揮官)らのアシスタントコーチを務めた。
2019年12月末からシュトゥットガルトの監督に就任すると、当時に日本代表MF遠藤航(現リヴァプール)が所属していたチームを1部昇格に導き、2シーズン連続の残留も達成。昨今の躍進に繋がる礎を築いた。
2022年10月にシュトゥットガルトを退任後、2023年2月からトップチーム指揮官としてホッフェンハイムに帰還。2023-24シーズンはブンデスリーガを7位で終え、クラブを4シーズンぶりのヨーロッパリーグ出場に導いた。2024年11月に退任後は無所属が続いていた。
約1年ぶりの現場復帰を果たすマタラッツォ氏は、“ラ・レアル”にとってはデイヴィッド・モイーズ元監督(現エヴァートン)以来、10年ぶりの外国人指揮官となる。
【ハイライト動画】久保建英が先制点 レバンテvsレアル・ソシエダ