セリエA第16節が20日に行われ、ユヴェントスとローマが対戦した。
5位ユヴェントスと4位ローマの勝ち点差は「4」。ホームのユヴェントスは10日に行われたチャンピオンズリーグのパフォス戦、そして14日の前節ボローニャ戦と連勝しており、ここから勢いに乗りたいところ。対するローマも11日に行われたヨーロッパリーグのセルティック戦、15日の前節コモ戦と公式戦連勝中。どちらとしても、何としても勝利したい重要な一戦となった。
試合は、立ち上がりから拮抗した展開が続く。試合が進むにつれて、ローマは徐々にペースをつかみ始める。対するユヴェントスも、何度か得点のチャンスを迎える。
両者が互角の戦いを繰り広げた試合は、44分に均衡が崩れた。ケナン・ユルディズが左サイドからボックス内にパスを送ると、アンドレア・カンビアーゾがフリック。最後はフランシスコ・コンセイソンが左足でシュートをゴールに突き刺し、ユヴェントスが先制した。
まずは同点としたいローマ。ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督は53分にロレンツォ・ペッレグリーニに代えてレオン・ベイリー、56分にはマティアス・スーレとパウロ・ディバラに代えてエヴァン・ファーガソンとトンマーゾ・バルダンツィをピッチに送り出し、流れを手繰り寄せようとする。
さらにユヴェントスは70分、エドン・ジェグロバがボックス右角からクロスを上げると、ウェストン・マッケニーがヘディング。これをローマのGKミル・スヴィラールが弾いたが、跳ね返ってきたボールをマッケニーはロイス・オペンダにパス。そのオペンダがゴールに押し込み、ユヴェントスがリードを2点に広げた。
しかしローマも黙ってはいない。75分、ファーガソンがボックス内から左足でシュート。ユヴェントスのGKミケーレ・ディ・グレゴーリオが阻んだものの、ゴール前に詰めていたバルダンツィが決め切り、ローマが1点を返す。
しかし、ローマの反撃はここまで。ユヴェントスが2-1で勝利し、ローマとの勝ち点差を「1」に縮めたほか、公式戦3連勝を達成した。
次節、ユヴェントスは27日にアウェイでピサと対戦。一方のローマは29日、ホームにジェノアを迎える。
【スコア】
ユヴェントス 2-1 ローマ
【得点者】
1-0 44分 フランシスコ・コンセイソン(ユヴェントス)
2-0 70分 ロイス・オペンダ(ユヴェントス)
2-1 75分 トンマーゾ・バルダンツィ(ローマ)
【動画】F・コンセイソンが先制ゴール!