新体制のG大阪、横浜FMからFW植中朝日が完全移籍加入! 「タイトルを獲る為に…」

 ガンバ大阪は20日、横浜F・マリノスからFW植中朝日が完全移籍加入することを発表した。

 植中は2001年11月1日生まれの現在24歳。JFAアカデミー福島U-15、同U-18を経て、2020年にV・ファーレン長崎へ入団した。長崎では2年目の2021シーズンにJ2リーグで10ゴールと二桁得点を記録。長崎では3シーズンにわたってプレーし、公式戦通算53試合に出場して16得点を挙げた。

 2023シーズンに横浜F・マリノスへ完全移籍。当初はFWアンデルソン・ロペス(現:ライオン・シティ・セーラーズ)のバックアッパーに甘んじていたものの、加入2年目の2024シーズンにはトップ下で出場機会が増加。2023-24シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(現:AFCチャンピオンズリーグエリート)では、準決勝第2戦の蔚山HD戦で2得点を奪い、横浜FMの決勝進出に大きく貢献。U-23日本代表の一員としてパリオリンピック2024にも出場した。

 2025明治安田J1リーグでは33試合出場8得点をマーク。年間を通して主力の一角として活躍を続け、降格危機にあった横浜FMの残留に大きく貢献した。横浜FMでは公式戦通算120試合出場29ゴールを記録している。

 3年間を過ごした横浜FMを離れることが決まり、植中はクラブを通して次のようにコメントを発表した。

「このたび、ガンバ大阪へ移籍する決断をしました。横浜F・マリノスに加入して最初のトレーニングに参加した日から、『J1のトップレベルとはこういうものなのだ』と、肌で感じる毎日でした」

「J1の舞台での優勝を目指した闘い、スタジアムに響いた自分のチャント、そしてACL決勝という特別な舞台で味わった独特の緊張感。その一つひとつがとても貴重な経験で、サッカー選手としてだけではなく、人としての自分を大きく成長させてくれたかけがえのない財産です。苦しい時も、うまくいかない時も、常に背中を押して共に闘ってくれたファン・サポーターの皆さん、厳しくも温かく指導してくれた監督やコーチ、スタッフの皆さん、そしてクラブに関わるすべての皆さんに対し、心から感謝しています」

「横浜F・マリノスで過ごした時間、ここで得た経験と誇りを胸に、新たな挑戦の場でも自分らしく全力で闘い続けます。3年間、本当にありがとうございました」

 また、新天地となるG大阪を通しては、次のように意気込みを明かしている。

「この度、ガンバ大阪へ加入させていただくことになりました、植中朝日です。ガンバ大阪の一員になれて嬉しく思います。青黒のユニフォームを着て、タイトルを獲る為に、多くのゴールを決めチームの勝利に貢献したいと思っています。ガンバ大阪に関わる全ての方々と共に戦えること楽しみにしています!!熱い応援、よろしくお願いします」

 G大阪は2025明治安田J1リーグで17勝6分15敗の成績を残し、勝ち点「57」を積み上げて9位でシーズンを終えた。同シーズン限りで、3年間にわたって指揮を執ったダニエル・ポヤトス前監督が退任。今月12日には、PSV、ベンフィカ、ザルツブルクといった欧州の名門クラブでアシスタントコーチを経験してきたイェンス・ウィッシング氏の新監督就任を発表している。

【ハイライト動画】横浜FMをACL決勝へ導いた植中の2発

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