バルサ、ラッシュフォードの買取りを検討中…来夏55億円の買取条項行使に首脳陣は前向きか

 バルセロナは、マンチェスター・ユナイテッドからレンタル移籍で加入したイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードの買い取りオプション行使を検討しているようだ。19日、スペインメディア『ムンド・デポルティーボ』が報じている。

 現在28歳のラッシュフォードは、マンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身で、トップチーム昇格後は公式戦通算426試合で138ゴール79アシストを記録。生え抜き選手として、チームの中心選手にまで駆け上がったが、昨夏就任したルベン・アモリム監督のもとでは、出場機会が減少した。

 そして昨シーズン後半はアストン・ヴィラへローン移籍し、今シーズンは買い取りオプション付きのレンタル移籍でバルセロナに加入。同選手はここまで公式戦23試合出場で7ゴール11アシストをマークし、離脱者が続いたチームを支えている。

 来夏には3000万ユーロ(約55億円)に設定された買い取りオプションの行使をするか否かの決断をクラブは迫られることになるが、『ムンド・デポルティーボ』は「ラッシュフォードを完全移籍で獲得する可能性が高まっている」と報道。同選手がセンターフォワードだけでなく、両サイドのウイングをこなせる点や、セットプレーの精度や爆発的な突破力など、他の選手が持っていない能力が魅力とされ、首脳陣から高く評価されているという。

 一方で、負傷離脱していたブラジル代表FWハフィーニャが復帰したことにより、今後の出場機会に変化が生じる可能性も指摘されている。「ラッシュフォードが出場機会を減らした際に見せるリアクションはわからないが、最初数カ月の結果に満足している」と伝えており、バルセロナ“残留”に向けてここまでは順調のようだ。

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