ロシアのプーチン大統領は19日、モスクワで「今年の総括」と題した大規模な記者会見を開いた。ウクライナ侵攻の終結に向けた米国主導の和平案について、ロシアは欧州が修正を加えることに反対している。プーチン氏は「戦場の主導権はロシア軍に移った」と主張し、和平交渉も優位に進める考えを示した。
プーチン氏は、ウクライナ側に領土問題で交渉の用意があるように見受けられないと説明。ロシア軍は東部ドネツク州の要衝コスチャンチニフカの「50%以上を掌握した」と述べ、譲歩に応じるようゼレンスキー政権に圧力をかけた。
〔写真説明〕ロシアのプーチン大統領=17日、モスクワ(EPA時事)