チェルシーを率いるエンツォ・マレスカ監督が、自身の去就について言及し、マンチェスター・シティとのつながりを否定した。19日、イギリス『スカイスポーツ』が同指揮官のコメントを伝えている。
現在45歳のマレスカ監督は、現役引退後に指導者としてのキャリアを歩み始め、2020-2021シーズンにマンチェスター・CのU-23監督、2022-2023シーズンにトップチームのアシスタントコーチをなどを経験。2023-24シーズンにはレスターを率い、クラブをプレミアリーグ復帰に導いた。
2024年夏からはチェルシーの指揮官に就任し、UEFAカンファレンスリーグとFIFAクラブワールドカップ2025の制覇に貢献している。そんななか、イギリスメディア『The Athletic』が現地時間18日、「マンチェスター・Cのジョゼップ・グアルディオラ監督が今季限りで退任するのではないか懸念されている」と報道すると、その後任候補としてマレスカ監督の名前を挙げていた。
マレスカ監督は、13日に行われたプレミアリーグ第16節のエヴァートン戦後に、「皆は私とチームをサポートしてくれなかった」と発言。物議を醸すコメントを残したことで、チェルシーでの将来を不安視されていたが、同指揮官が19日の記者会見で、マンチェスター・Cとのつながりについて問われると「100パーセント憶測であることは理解しているし、そういったことに時間をかける余裕はない」と語り、チェルシーでの職務を全うする考えを示した。
「まず第一、私がここで2029年までの契約を結んでいる。何度も伝えてきたが、私はこのクラブに集中している。ここにいることを誇りに思っているし、それは憶測の域を出ないものだ」
さらに記者団より、来シーズンもチェルシー残ると約束できるか質問を受けると、指揮官は「もちろんだ。2029年まで契約があるし、他に付け加えることはないよ」と答えている。